10.25記録的豪雨による被害
2019年 10月 26日
鹿島町の矢田川流域は、18時50分に避難指示が発令され、矢田川の支流の蔵持川も増水、我が家前の市道も15センチほどの冠水で川のような状態になりました。多くの方が鹿島小学校体育館などに避難。夏井川、大久川、宮川が氾濫する中で、矢田川の水位は、氾濫注意水位の2.8mをはるかに超えピーク時4.49mまで増水しました。21時近くから水位は下降し始めましたが、危機一髪のところでした。
一夜明けて、26日朝から、鹿島町、江名町、泉町、渡辺町などの災害現場の調査に伺いました。
鹿島町では、米田殿作の鹿島団地内の市道の法面の崩落、車両が埋まり玄関まで土砂が及んだ現場で区長さんからお話を伺いました。走熊地内では溜池の堤体の一部が崩落損壊し、近隣の幼稚園が冠水、園長先生から溜池など現場をご案内、ご説明いただきました。久保地内の市道では法面の崩れを住民が土嚢を積んで対応中でした。泉町では、滝尻地内の道路冠水、建屋の床下浸水、谷地川のバックウォーターによる六枚内交差点周辺の冠水状況などを現場で、区長さん、住民の皆さんからお話を伺いました。渡辺町では宅地への土砂崩れ、釜戸川の越水による田畑の冠水状況などお聞きしました。
区長さん、住民の皆さんからは、市道の土砂崩れの撤去と避難世帯への対応、溜池の損壊堤体の補修と水路の整備、市道法面の擁壁確保、市道側溝の断面積の確保と芳川ポンプ場への排水路の整備、谷地川のバックウォーター対策としてのポンプ場の整備、釜戸川の越水対策としての堤防のかさ上げなどの要望が出されました。
これらについて、調査後、各地の被害を小名浜水防本部と担当部署に報告し、対応を求める区長さんや住民のみなさんの声を伝え説明いたしました。2世帯が避難の鹿島町の道路法面崩落では、土砂の撤去まで少し時間を要すとのことでした。
今後、ご要望を受けて、気候変動による災害の激甚化という新たな情勢を踏まえて、水害対策を始めとした諸課題の解決向けて、取り組んでまいります。