アリオス 利用者懇談会 2019
2019年 11月 30日
いわき芸術文化交流館アリオスの利用者のうち、主にホール・劇場系施設や練習系施設を利用されている市民の声を、アリオスのスタッフが直接お聞きするために実施したものです。
懇談会では、主催者の挨拶に続いて、施設管理課から「より良いアリオスにするための取り組みについて」と題して、「ソフト面での取り組み」「ハード面での取り組み」「その他・懸案事項」が報告されました。
「ソフト面での取り組み」は、改善したこととして、各種アンケートにおける要望事項への対応では「小劇場申請開始時期の6ヶ月前から13ヶ月前への変更」「備品不具合への対応」、日々の業務改善事項では、練習系施設の点検で、平成28年度61件、平成29年度41件、平成30年度22件の不具合の改善が報告されました。また、改善に向けて進めていることとして、「練習系施設の当日使用許可申請」ができるよう、令和2年4月1日からの運用開始に向けて条例の改正に準備を進めていること、「各種コンクールによる別館の先押さえ」は、一般利用者の妨げにならないように前日先押さえをお断りすること、「主催・共催事業等による先押さえ」は、13ヶ月前に申し込みができない状態のため、今後検討することなどが報告されました。
その後、休憩を挟んで、フリートークが3班に分かれて行われました。
休憩中に参加者の意見・要望・提案・質問等が集約された中には、「PFI事業について、今後アリオスの運営をどのように進めていくのか」「パンフレットの展示が乱雑」「会場使用料の関係から、999円に入場料を設定するが、割り切った金額にしてほしい」「トイレ、手洗い水道が夏でも熱いが無駄」「子供たちの音楽活動のため、先押さえ解除等もスタッフの方とミーティングを行いたい」「アリオスペーパーの無駄の検討を」「中劇場の備品、ホワイトボードがあると助かる」「主催事業の会場押さえについて、日程が確定した時点で、 HPなどで周知すると良いのでは」「利用者間で話し合う場、個別の要望意見を重ね、確認して共通の重要な問題が見えてくる」「大リハなどの利用で抽選時まで先押さえ状況がわからないのが困る」「ピアノリサイタルの会場がとても寒く、その旨伝えたがずっと寒かった。エアコンの適切な温度調節をお願いしたい」などの意見・要望等が出されていました。
集約の発表では、「利用者とアリオスの個別関係だったが、利用者コミュニティが必要だ」などのご意見が各班から共通に出されました。アリオスも10年が経過して、利用者コミュニティづくりが、参加者の共通の課題として認識される結果となりました。