平窪3区長、生活再建で市長に要望
2019年 12月 12日
3区長は「私たち平窪地区は、5名の犠牲者を含む甚大な被害を受けました。被災した住民は生活再建の見通しが立たないまま、日常生活に困難をきたしています。夏井川等の河川氾濫に怯え転居する住民も出てきています」として、「被災地の現状を踏まえて1日でも早く生活再建」ができるように、要望したものです。
要望は5項目で、要旨は、「住宅改修に伴う廃棄物を災害廃棄物として北部運動場仮置場での受け入れ」「災害廃棄物の戸別回収の受付期間の延長」「災害廃棄物の自己搬入受入と運搬車両の貸出期間の継続」「夏井川、真似井川、杉内川の本格的な河川整備を県に要請する」「地域住民対象の報告会を市と県が合同で開催する」というものです。
これらの要望に対し、市長は、「被災者の一日も早い生活再建に向けて、今後とも全力で対応する」とした上で、生活環境部長、土木部長、危機管理監がそれぞれの項目について、大要、以下のように回答しました。
・ 「住宅改修に伴う廃棄物を災害廃棄物として北部運動場仮置場での受け入れ」
ー環境省は、11月7日付けで、リフォームによる廃棄物を所有者負担とする通知を関係県に出しており、現状では困難であること。
・「災害廃棄物の戸別回収の受付期間の延長」
ー12月27日まで受け入れ可能であること、また年末年始は休み、その後も対応可能であること。
・「災害廃棄物の自己搬入受入と運搬車両の貸出期間の継続」
ー自己搬入受入等、電話により個別対応をすること。当日受付は、25日まで行うこと。
・「夏井川、真似井川、杉内川の本格的な河川整備を県に要請する」
ー県によれば、夏井川の改良復旧は、流下能力確保のため河道掘削等を実施するとのこと。杉内川の転落防止柵は市が復旧すること。
・ 「地域住民対象の報告会を市と県が合同で開催する」
ー年内に、いわき選出の県議団と意見交換会を行い、その後、県知事に申し入れる。
