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控訴審の勝利をめざし東京高裁前行動

 1月23日朝、午前8時、東京高等裁判所前に立ちました。
 8時半からの、福島原発刑事訴訟支援団、福島原発告訴団による「東京高裁前行動」に、冷たい雨の中、福島はじめ各地から約30人の被災者、支援者が集まりました。被害者代理人の海渡雄一弁護士は地裁判決の問題点をわかりやすく訴え、各地の避難先から駆けつけた被災者などが、東京高裁の裁判官らに向けて厳正な審理を求め、心からのアピールを行いました。10時からは東電株主代表訴訟の公判が、東京地裁民事法廷であり傍聴しました。
 昨年9月19日、東京地裁永渕健一裁判長は、東京電力福島第一原発事故の責任を問われ強制起訴された旧経営陣3被告の刑事裁判で、「国の原子力行政を忖度した」不当な無罪判決を下しました。この無罪判決は、避難の過程で亡くなった44人の双葉病院の患者さんの遺族はじめ福島県民、東日本の被災者、全国民の多くが納得できないものでした。
 判決は、原発が過酷事故を起こさないための徹底的な安全確保は必要ないという、国の原子力政策と電力会社に忖度した誤ったメッセージであり、次の過酷事故を招きかねない危険な判断でした。これに対し、昨年9月30日、検察官役の指定弁護士が「このまま確定させることは著しく正義に反します」と控訴しました。裁判の舞台が高裁に移りました。
 また3.11が巡ってきます。あれほどの甚大な被害を引き起こした原発事故の責任を誰も取らなくていいはずがありません。東京高裁では、明らかな数々の証拠を元に公正な判断がされることを求めます。
 2月24日には、控訴審の勝利をめざす集会が開かれます。東京高裁での逆転有罪判決をめざす、2020 年のスタートです︕

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by kazu1206k | 2020-01-23 23:41 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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