鹿島町久保の山崩れ工事説明会
2020年 02月 17日
説明によると、工事は崩れた岩塊と上部の岩盤を小割りにして搬出するものとして、期間は1年間。2月25日から準備に入り、3月10日以降、岩撤去や仮設防護柵の設置を行います。工期が長期化するため、鹿島街道は、6月頃を目処に暫定3車線の確保、10月頃に暫定4車線を確保する予定。11月頃に法面の緑化工事に着手。 12月末、岩撤去完了、3月末に工事完了と言う説明でした。
質疑では、出席した、現在も避難中の周辺住民はじめ町内各の区長のみなさん、鹿島小学校のPTA役員、ネーブルシティなど関連商業施設などから、崩落の原因と対策、工期と工事の進め方、工事車両の進入路の安全対策、小学校児童の安全確保などのご意見がだされ、県として対応を検討すると答えておりました。
鹿島町久保の山崩れは、8月24日の発災以来6ヶ月となり、崩落した砂岩の岩塊が風雨によって割れ、今後の地震や風雨などの自然状況により、住家等に二次被害の可能性も懸念され、近隣の2世帯は避難を余儀なくされており、鹿島小学校児童の通学路の迂回も続いております。また、交通と生活の大動脈である県道小名浜平線の片側通行の長期化による交通渋滞や沿道商店街の売上低下などの影響も長期化しているところから、鹿島街道の早期全面開通を望む声が強まっています。
これまで、県による地質調査及び測量設計の業務委託が発注され、国の災害対策等緊急事業推進費の活用や県道と市道の復旧工事に伴う費用負担の範囲など、関係機関との協議を終え、12月の県議会と市議会において復旧事業費の補正予算が可決されています。
