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TEAMママベクと市の協議、要望書提出

 3月19日午前、19年度第3回目の「TEAMママベク 子どもの環境を守り隊」といわき市担当課との協議が行われました。ママベク側からは代表3名、市側から除染対策課、教育委員会学校支援課から3名が出席し、私が同席しました。
 市内の小中学校、幼稚園・保育所等の環境放射能測定を続けている、ママベクのお母さんたちは、子どもたちの被曝を少しでも低減して生活環境を整えることを目的に測定活動を続けています。子どもたちの行動範囲を母親目線で細かく調べ、放射能を可視化させながら、結果を行政に報告して必要があるところは対策を求めてきました。
 いわき市は、お母さんたちの活動に理解を示し、いわき市教育委員会の許可のもとに、子どもたちの環境改善のために、担当課である除染対策課、学校支援課、こどもみらい課から担当が出席し協議を行ってきました。
 この日は、冒頭、ママベク側から要望書を説明し提出しました(末尾に掲載)。その上で、以下のように、市内の小中学校の3巡目の測定結果報告への対応、水害エリア報告後の対応、繰り越し事項の協議が行われました。

⑴要望書提出〜6項目
 ①樹木等により線量低下しない場所の周知
 ②走行サーベイの詳細な測定値の公表
 ③徒歩による詳細なモニタリングと結果の公表
 ④子どもの環境の詳細なモニタリング調査
 ⑤年間20ミリ基準の双葉郡の施設利用についての慎重な検討
 ⑥国県要望の継続

⑵3巡目の測定結果報告
・御厩小学校ー苔の除去済み
・湯本第二小学校ープランターの土
・湯本第一中学校ー体育館脇の植え込み周辺
・湯本第三中学校ー集積場の土嚢袋付近
*天井田公園ー近くの幼稚園のお散歩コース

⑶水害エリア報告後の対応
・好間第二小ー土嚢袋、年度内撤去
・モニタリングポスト故障ー九品寺平窪幼稚園、さかえ幼稚園、小川中学校

⑷繰り越し事項
・吉野谷公園〜次回報告。環境省に依頼して対応中。
・看板設置した学校〜学校支援課さんが学校長の許可を得て設置。
・走行サーベイの表示〜最大値と最低値の表示
・歩行サーベイ〜中央台で試行
・子どもたちの部活動等における双葉郡の施設利用調査〜各学校に照会中、スポーツ少年団などわかるか。

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2020 年3 月19 日
いわき市長清水敏男様

要望書

日頃のご協力に感謝いたします。
私たちの測定活動は、今年で7年目を迎えました。ご尽力をいただきましたことにより、子どもたちの環境にある局所的なホットスポット等は、事故直後と比べれば、だ いぶ減少させることができました。
しかし、定期的な協議の場で報告させていただいている通り、時間の経過と共に汚染堆積物の増加や、地形や気象等の影響で汚染が濃縮・移動している現象等が見られ、2019年の10月に発災した台風19号後のモニタリング調査の結果からも、モニタリング調査をはじめとする取り組みを継続して行っていくことの必要性を強く感じました。
また、原発事故により避難指示区域となっていた双葉郡においては帰還政策が進められ、避難指示が解除されたことにより多くの人々が双葉郡を訪れる機会が増えていますが、子育て中の市民からは、被曝線量を年間20ミリシーベルトにと、国際基準の20倍に引き上げた中での子どもたちの被曝を心配する声が多く寄せられています。
原発事故により被曝のリスクを抱えてしまった子どもたちに、これ以上の追加被曝をさせないため、私たちとしてもできる限りの努力を続けていきたいと思いますが、「責任ある大人たちが、子どもたちを守るために全力で被曝防護に取り組んでいく」という思いを共有しながら協働していけることを願い、以下の要望をいたします。


1、樹木等の影響により、除染後も線量が低下しない箇所等についは、線量低減のための除染等を継続的に行うと共に、高線量であることを市民に知らせ、周知徹底による被曝防護のための取り組みを、引き続き、積極的に行ってください。
2、走行サーベイによる通学路モニタリング結果によると、最大値は今なおかなりの高線
量が目立ちます。測定結果を被曝防護に生かすため、公表は平均値とせず、線量の高い
場所が分かるような詳細な測定値の公表を行ってください。
3、走行サーベイによる測定は、自動車が通れる道路のみの測定ですが、子どもたちの通
学路は、安全性を考え、自動車の通らない道路も多く使われています。被曝防護のため、
また、保護者の不安を払拭するため、徒歩による詳細なモニタリング、モニタリングの結果の公表を引き続き求めます。
4、小さなお子さんの居る家庭からの要望を受けて、公園等のモニタリング調査を行った結果、局所的なホットスポットが存在することを確認しています。「いわきiマップ」では、いわき市内の2000ポイントの測定結果を見ることができますが、子どもの環境についてはより詳細なモニタリング調査を行い、結果の公表を積極的に行ってください。
5、被曝線量を年間20ミリシーベルトとする双葉郡における子どもたちの施設利用や活動については、予防原則の立ち位置に立って慎重に検討していただくことを切に願います。責任者の方々に、私たちの声を届けていただけますようお願いいたします。
6、原発事故の影響から地域の大切な子どもたちを守るため、国や県に対しては、これか
らも必要な被曝防護策を求め続けて頂けますようお願いいたします。

TEAM ママベク子どもの環境守り隊

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by kazu1206k | 2020-03-19 22:55 | 環境保護 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k