鹿島街道久保、3車線供用を開始
2020年 04月 09日
鹿島町久保の山崩れは、昨年8月の発災以来8ヶ月近くなります。崩落した砂岩の岩塊が鹿島街道の4車線中2車線を塞いできました。近隣の2世帯は避難を余儀なくされており、鹿島小学校児童の通学路の迂回も続いております。交通と生活の大動脈である県道小名浜平線の片側通行の長期化による交通渋滞や沿道商店街の売上低下などの影響も長期化し、鹿島街道の早期全面開通を望む声が強まっていました。
工事は崩れた岩塊と上部の岩盤を小割りにして搬出するもの。2月下旬から準備、3月10日以降、岩撤去や仮設防護柵の設置を行い、期間は1年間。
鹿島街道は、6月頃を目処に暫定3車線を確保する予定でしたが、工事は順調に進み2ヶ月早い暫定3車線の供用開始となりました。
今後の予定は、10月頃に暫定4車線を確保、11月頃に法面の緑化工事に着手。 12月末、岩撤去完了、3月末に工事完了となっています。
国の災害対策等緊急事業推進費の活用や県道と市道の復旧工事に伴う県と市の費用負担の確定を経て、12月の県議会と市議会において復旧事業費の補正予算が可決されていました。
