いわき市議会12月定例会に提出の令和2年度12月補正予算の概要は、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費と国・県補助事業の確定・内示及びその他市政執行に係る経費で、一般会計の補正予算の概要は、以下のようなものです。
一般会計の補正内容 約55億2千4万円
(1) 新型コロナウイルス感染症対策に係る経費 約7億2千万円
・空調設備の改修ー感染拡大を防止する観点から、必要な換気量を確保するため、徳風園、総合保健福祉センター、フラワーセンターなどの公共施設の空調設備を改修するもの。
・感染症対策事業費補助金ー感染拡大を防止する観点から、私立保育所等、放課後児童クラブ等、産後ケア施設など各施設における衛生用品の購入等に係る費用を補助するもの(上限額50万円/ 施設)。
・感染症対策事業費ー感染拡大を防止する観点から、公立保育所、公立幼稚園など各施設において必要な衛生用品を購入するもの。
・ワーケーション推進事業費ー湯本地区宿泊施設でヘルスケアプログラムを実施するほか、湯本駅等にワークスペースを整備するなど、ワー ケーションによる観光誘客の推進を図るもの。
・いわき版MaaS推進事業費ーポストコロナ時代や災害時における新たな行政サービ スの提供体制の構築に向け、オンライン窓口機能を搭載した車両を活用し、地域へ出張する「移動市役所」のモデル的な取組みを推進するもの。
・ブランディング・プロモーション推進事業費ーウィズコロナ時代に対応した新しいシティセールスの取 組みとして、「香り」を活用した本市ブランドイメージの醸成や、本市の地域資源を活用したオンラインツアーのほか、次世代を担う若者との絆を深めるための事業を行うもの。
・権利擁護支援事業費(感染症対策分)ー感染拡大を防止する観点から、市民後見人がオンライン面会を活用した後見活動ができるよう、タブレット端末等を整備するもの。
・救護施設慰労金支給等事業費補助金ー市内救護施設における衛生管理及び職員の安全対策等に要する備品等の購入費用ならびに職員への慰労金給付に係る費用を補助するもの。
・卸売市場事業会計繰出金ー新型コロナウイルス感染症の影響により売上が減少した場内事業者の経営支援として実施した市場使用料の減免相当額を、一般会計から卸売市場事業会計へ繰出しするもの。
・非核平和都市宣言記念事業費ほかー新型コロナウイルス感染症の影響による事業中止等に伴う減額するもの。
(2) 国・県補助事業の確定・内示及びその他市政執行に係る経費 約48億3百万円
・公営住宅ストック総合改善事業費(単独)ー令和元年東日本台風により被災した用途廃止予定の市営住宅(7団地)について、解体工事を実施するもの。
・河川改良事業費(単独)ー護岸の未整備区間が長く、大雨による河川増水により護岸崩落が頻繁に発生する2河川について、自然災害を未然に防止し、また被害を最小限にするため、早期に護岸工事等を行うもの。
・消防庁舎浸水対策事業費ー消防本部・平消防署統合庁舎について、今後の浸水被害を未然に防ぐため、非常用電源装置の移設や防水 板設置工事等を行うもの。
・ふるさと納税基金積立金 ふるさと納税推進事業費ー元気なまちいわき・ふるさと寄附金(ふるさと納税)の申込件数が当初の見込みを上回ることから、寄附額の基金積立てと返礼品等の所要経費を増額するもの。
・保育所等利用調整AIシステム事業費ー保育所等入所選考事務において、利用決定時期の短縮、また、当該業務時間を縮減し、各地区保健福祉センターにおける福祉業務のさらなる充実化を図るため、AI 機器を導入するもの。
・Society5.0推進事業費ー少子高齢化や人口減少社会における課題等に対応するため、民間企業から人材を受入れ、ICTを活用してSociety5.0の構築に向けた取組みを行うもの。
・その他ー
・強い農業・担い手づくり総合支援交付金(被災農業者支援型)
・個人番号カード(マイナンバーカード)交付事業費
・企業会計超過勤務手当等負担金
・社会福施設等設備災害復旧費(高齢者施設)補助金
・食品営業許可指導費(臨時経費分)
・農村防災施設整備事業費
・農業経営高度化促進事業費補助金
・事務費繰出金(後期高齢)
・農作物病害虫防除緊急対策事業費補助金
・企業会計退職手当負担金
・四ツ倉駅跨線人道橋整備事業費
・財政調整基金積立金
・減債基金積立金
・国県支出金等過誤納返還金