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東電刑事裁判、控訴審で逆転有罪判決勝ち取ろう

東電刑事裁判、控訴審で逆転有罪判決勝ち取ろう

 今年もあと僅かとなりました。新型コロナウイルス感染症拡大の第三波といわれる中、お元気にお過ごしでしょうか。
 来年3月には、原発事故から丸10年を迎えます。今、政府と東京電力は、福島県民が反対し、海に生きる漁業者が陸上保管を求める汚染水を海に流そうとしています。被害者を分断し泣き寝入りさせ、さらに被害を拡大する、この強権に屈するわけにはいきません。
 東京電力福島第一原発事故の責任を問う福島原発刑事裁判は、業務上過失致死傷罪で起訴された東京電力旧経営陣の勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄ら3被告人に対する、昨年9月19日の東京地裁・永淵健一裁判長による無罪判決から、1年が経ちました。
 再び裁判を担当する検察官役の5人の指定弁護士は、昨年9月30日、東京高裁に控訴。本年9月11日には、「被告人らが業務上過失致死傷の罪に問われるべきであることは、明白である。それにもかかわらず、被告人らに無罪の判決を言い渡した原判決には、判決に影響を及ぼすことが明らかな事実誤認があるから、原判決は破棄されるべきである」として控訴の理由を示した控訴趣意書を東京高裁に提出しました。
 東京高裁での控訴審が動き始めました。半年後には、控訴趣意書に対する反論の答弁書が被告弁護側から提出されるとみられ、公判期日は来春以降に入ると想定されます。
 コロナ禍の下、私たちは、控訴審の勝利をめざして、来年1月24日には、第3回目のオンライン集会を準備しています。また、海渡雄一弁護士の新刊「東電刑事裁判 原発事故の責任を誰がとるのか」も発刊され、映画「東電刑事裁判 不当判決」の上映と海渡雄一弁護士の講演会が12月20日福島市、1月17日いわき市で開催されます。
 福島原発事故は、多くのかけがえのないものを私たちから奪いました。それは今も続いています。全国で民事裁判の闘いも続いています。東京高裁での有罪判決を勝ちとるために、無念の死を遂げた被害者、その遺族、福島県民はじめ多くの被災者、支援者の力を集め、国内外の世論に訴え、決して諦めず、ともに手をつなぎ、一歩一歩前進しましょう。

映画「東電刑事裁判不当判決」上映&海渡弁護士講演会
■ 2020年12月20日(日)  フォーラム福島 福島市曽根田町7-8 要申込:024-533-1717
 13:00~13:40 映画上映 13:40~14:40 海渡雄一弁護士講演 14:40~15:30 質疑応答など  
■ 2021年1月17日(日) まちポレいわき いわき市平字白銀町1-15 問合せ:0246-22-3394
 13:00~13:40 映画上映  13:40~15:10 海渡雄一弁護士講演・質疑応答など
■入場料:1,000円  
*海渡弁護士の新刊『東電刑事裁判 福島原発事故の 責任を誰がとるのか』を販売。サイン会もあります!

 脱原発福島ネットワーク. アサツユ編集委員会「アサツユ 第351号」より












by kazu1206k | 2020-12-10 22:44 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k