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「処理水」ビーカー説明の中止、タンク跡地の利用、東電交渉

 12月21日午後、脱原発福島ネットワークなど県内10市民団体による東電交渉(再開第57回)が、いわき市平で開かれました。
 今回は、「トリチウム等タンク貯蔵汚染水の海洋放出に反対し陸上保管を求める要請書」(7月8日提出)に対する東電回答への質疑に対する再々回答と再々質疑が行われました。
 
 やりとりの概要は以下の通りです。

⑴ 「トリチウム等タンク貯蔵汚染水の海洋放出に反対し陸上保管を求める要請書」(7月8日提出)に対する東電回答への質疑に対する東電の再々回答と再々質疑

1、福島第一原発事故のトリチウム等タンク貯蔵汚染水の海洋放出等は実施しないこと。

①「国からの方針を踏まえて丁寧なプロセスを踏みながら適切に対応していく」というが、丁寧なプロセス、適切な対応とは具体的に何か?
ー東電:当社としては、廃炉汚染水対策を安全かつ直実に進めていくにあたり、リスク低減に向けた安全対策取り組みや作業条件などを地元の皆様にご理解をいただきながら進めていくことが大切。引き続き、情報を正確に伝えるためのコミュニケーション、風評払拭、流通促進の取り組みを進めてまいりますが、今後示される国の基本方針に従い、関係者の皆様にご理解を深めていただけるよう引き続き努力します。
ー市民:具体的にはどうかということ。
ー東電:現時点では、これです。
ー市民:「処理水」のビーカーサンプルを見学者に見せているが、シンチレーションカウンターでベータ線は測定できないのではないか。正しい情報ではない。
ー東電:放射能濃度は低いということを見せている。
ー市民:77万ベクレルというビーカー、匂い嗅がせている。放射性物質の核種の内容を示さないのはおかしいのでは。
ー東電:ご意見として承る。トリチウムそのものを測っていないとは理解。取材で匂いを嗅いでいる行為。マスクつけ数十秒なので人体に影響はない。
ー市民:丁寧なプロセス、適切な対応とは具体的に何か?再回答を求める。
ー東電:次回、回答。
ー市民:「処理水」のビーカー説明の中止を求める
ー東電:次回、回答。

②化学分析室の服装は他に分析室で使用している防護服装備を示してほしい。
ー東電:それぞれの作業エリアで区分に応じた作業安全の確保を行なっている。(下図参照)
ー市民:「はいろみち」を見た人は、軽装備と見るのではないか。
ー東電:ご意見として承る。

③炭素14について、規制庁の指摘、(特定原子力施設監視・評価検討会)第72回と第79回議事録と不整合では?
ー東電:炭素14の測定は、ベータ線測定の難測定核種。79会議事録で、測定者1名から9名増やしたが、育成継続している.2020年12月時点現在の分析要員は21名となった。元々は、JAEAから取得。現在は自社内で可能となった。炭素14は、ALPSでは除去できない。告示濃度より十分低い。当社は、最初測定しておらず欠測。
ー市民:ALPS、セシウム吸着設備、淡水化装置、等の設備を示して欲しい。
ー東電:次回、回答。
ー市民:HICSの中の脱水化装置の現状は?
ー東電:次回、回答。
ー東電:炭素14も取りきれないというべきだ。放出推定値の総量はいくらか。
ー東電:次回、回答。

2、トリチウム等タンク貯蔵汚染水の処分について、市民説明会を実施すること。

①市民説明会を実施することが必要だ。
ー東電:ALPS処理水の扱いについては、ALPS等処理水の扱いに関する小委員会として、2020年8月に説明・公聴会として市民説明を実施され、2020年2月に報告書が取りまとめられている。また2020年4月より開始された国主催の「ご意見を伺う場」や4月から7月に実施の書面でのご意見を踏まえて、国から今後の基本的な方針を示されると認識しております。当社は、国の方針を踏まえて、丁寧なプロセスを踏みながら適切に対応していきます。
ー市民:東電は東電として、被害者に説明してほしい。
ー東電:次回、再回答。

3、トリチウム分離技術の開発実用化、タンク貯蔵汚染水の大型タンク保管やモルタル固化保管など陸上保管について、更なる検討を行うこと。

①近畿大学の2019年の分離技術の進捗状況についての東電の把握は?
ー東電:トリチウム分離技術については、情報収集しているが、新情報を得ていないので、東京アルミの件は新しいものではない。現時点では新しいものはない。

②フランジタンク解体後のタンク敷地の利用はどのくらい可能か?
ー東電:今後敷地内で必要になるデブリ対策施設、処理水県関係施設、使用済み燃料の保管などに影響を与えないように、跡地については、全体の中で総合的に検討していく。
ー市民:C区域、G5 、H9の3区域は?
ー東電:スペース空くのは事実だが、今後検討していく。現時点では利用計画はない。次回、回答。
ー市民:二次処理の際、有機トリチウムは除去できるのか?
ー東電:除去は原理的には可能。生物はトリチウム原子も水素原子も区別できない。周辺環境の同一体と同じ比率で有浮化すると考えられるので、そのような方法で除去しても解決にならない。
ー市民:貯蔵水の微生物検査の有無、検査しているときはその内容は?
ー東電:次回、回答。

*文書「2020.11.16 組織再編後の組織状況、放射線管理の課題」の説明
ー東電:次回

⑵ その他

以下の項目は再び、東電:次回、回答へ。
ー米と黒毛和牛の未回復と賠償
―第一建屋内残留水を含めたシミュレーション
―汚染水の貯蔵管理及び処理費用
ー第一原発作業員の外部被曝、月別の集団線量。年によっての変動。
ーJVの原状回復工事

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by kazu1206k | 2020-12-22 22:33 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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