いわき市は、1月26日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、ワクチン接種体制を確保するために必要な経費に係る補正予算を、スケジュール的に緊急を要する「急施を要する場合」として、市議会の議決を経ない専決処分を行いました。
26日、市議会の正副議長、各派代表者会議、教育福祉常任委員会などに事前説明が行われました。今後、2月18日から予定される2月定例会に報告され承認を求めることとなります。
予算額は、歳入・歳出同額で3億4,289万1千円。財源は、全額国庫補助金。
経費の主な内訳は、予防接種情報を管理する台帳システムを構築するシステム改修費や市民に配布する接種券の印刷費及び郵送費、市民の相談窓口のコールセンター設置に係る委託料など。
今回の予算は、ワクチン接種の準備経費で、ワクチン接種の実施に必要な医療機関への委託料等は、今後、2月補正予算へ計上される見込みです。
市は、ワクチン接種について、国の方針等を踏まえ、医師会をはじめ関係機関と連携して、市民の皆様にワクチン接種の情報発信に努め、円滑な接種の実施に取り組むとしています。
緊急事態宣言が発出後20日になり、本市の新規感染者数も、先週と比較して減少傾向となりましたが、高い水準が続いていますので、感染拡大を抑え込むため、引き続き、全市を挙げて「最大限の警戒」「感染防止対策の再徹底」に取り組む「感染防止 集中対策 一斉行動」へのご協力についてを呼びかけています。
新型コロナウイルスワクチン接種体制の確保に係る補正予算の専決処分について
このことについて、新型コロナウイルスワクチンの接種に向けた体制を緊急に整備し、接種を円滑に進めるため、本日、当該事業に係る経費について地方自治法第179 条に基づき市長が専決処分しましたので、お知らせします。
専決処分内容
1 歳入補正額 342,891千円
(細節名)新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費国庫補助金(国10/10)
2 歳出補正額 342,891千円
(事業名)新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費
<経費の内訳>
⑴ 予防接種台帳システム等の改修費 10,790 千円
・ 予防接種台帳システムの構築など
⑵ 接種券の印刷・郵送準備費 70,287 千円
・ 接種対象者への接種券の印刷、発送
⑶ 相談体制(コールセンター)設置等委託料 108,330 千円
・ 接種会場の案内、接種券紛失時の再発行など
⑷ 関係諸経費その他 153,484 千円
・ 請求事務に係る経費など
※ ワクチン接種体制については、現在、国において詳細を検討しています。
現時点における情報については、厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチンについて」を参照願います。
※ 市においては、今後、国からの通知等により詳細が判明次第、ワクチン接種に向けた具体的な対応を速やかに進 めてまいります。
【事務担当】
新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチーム
電話 27‐8606