いわきで活躍する落語家の古扇亭唐変木さんの第1回独演会が開かれました。
13日は、折からの大雨にもかかわらず、三密対策をとった会場のいわきPITには、多くのファンが駆けつけました。
唐変木さんは、この間、コロナ禍で芸能文化が困窮していると憂いていました。高校の先輩でもある唐変木さんは、「芸能文化をやり続ける」という人生の目標がまだまだ達成していないと、独演会の開催に至りました。
ご存じの方も多いかと思いますが、唐変木さんは、いわきのスーパーパフォーマンス集団・いわき芸能倶楽部の中心メンバー。同倶楽部は、1997年に発足して以来、落語・マジック・音楽等の芸を通じ『笑い』でいわきを元気にしようと、「月見寄席」を開催、公民館での催しや各種イベントへ出演する活動をしているボランティア団体です。
この日も、助っ人として、常磐亭ハワイさんや飛家かる平さんら、いわき芸能倶楽部のメンバーが友情出演、独演会を盛り上げました。
唐変木さん、第1回のこの日は、実験的新作を1席、「二番せんじ」など古典を2席、合わせて3席を披露し、喝采を浴びていました。中でも、ご挨拶がわりという実験的新作「えふ氏の青春 冬」は、唐変木さん自身の生い立ちから、青春の蹉跌まで、音楽と画像も織り込んでの意欲作となりました。
第2回以降が楽しみとなる、独演会の幕開けでした。