いわき市は、新型コロナウイルス感染症対策であるワクチン接種について、国が高齢者接種の7月末完了方針を打ち出したことを受け、いわき市も市医師会などと連携して接種ペースを加速させ、接種を前倒しすることを、市長臨時記者会見で公表しました。
本市では、4月21日より75歳以上の高齢者の集団接種及び高齢者施設での接種を開始し、5月10日からは、市内約120箇所の医療機関でも個別接種を開始、17日現在、3,703人の第1回目接種が完了しました。
今後は、いわきグリーンベースでの集団接種、現行4レーンを8レーンにブースを増やすとともに、新たな接種会場を体育館等の公共施設で確保することも検討中です。さらに、予約申込による混乱を回避するため、今後は、70歳から74歳、65歳~69歳と年齢を5歳刻みにして、接種券を送付し、予約受付を行います。本市は、市医師会など関係者の皆様のご協力をいただき、市民の皆様のワクチン接種が可能となる接種計画に見直すとしています。
また、保健所の体制強化について、これまで市は、新型コロナウイルス感染症対策強化チームを設置、全庁挙げて対応してきましたが、感染拡大が1月以上続き、変異株の影響から、第4波の収束も見通せず、感染拡大が長期に及ぶ可能性があり、ワクチン接種拡大などの新たな課題にも臨機応変に対応できるよう、さらなる人員の増強による保健所体制の強化を図るとしています。