5月28日、福島県は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い県内全域に発令している非常事態宣言を、会津若松市を除いて31日で解除し、6月1日から30日まで感染再拡大防止の「重点対策」期間として対策徹底を継続することを発表しました。
同日、いわき市も市長臨時記者会見で、6月1日から20日までを「感染拡大防止一斉行動 リバウンド防止期間」として、感染再拡大を防止し、感染をできる限り早く沈静化させる取組みの継続を訴えました。
これにより、本市における酒類を提供する飲食店等への時間短縮営業の要請は、今月末で解除されます。また、市の公共施設は、休館等の措置は解除し、開館時間の短縮などの制限を行い、段階的に施設を再開されます。市役所の非常時優先業務は、リバウンド防止期間である来月20日まで継続されます。
県内の5月の新規感染者数は、月間過去最多を更新し増加、県独自の「非常事態宣言」を発出後5月中旬以降は減少傾向にあります。しかし、病床占有率は、28日公表分で49.2%と、爆発的感染拡大を示すステージ4を下回ったものの、依然、病床ひっ迫が続く状況です。
市内の新規感染者数も、5月前半は、月間過去最多の4月を上回る高い水準で拡大、28日公表分合計で244人となり、13日からの飲食店等に対する時間短縮営業の要請や「感染拡大防止一斉行動」の実施などで、19日以降は1ケタで減少傾向ですが、病床占有率は、感染者の急増を示すステージ3の水準で、感染経路が不明な人の割合が増え、身近な医療機関での保険診療で感染が確認される人の割合が高いことなど予断を許さない状況が続いています。
このため、市は、6月1日から20日までを「感染拡大防止一斉行動 リバウンド防止期間」として、「感染拡大地域との不要不急の往来自粛」「感染対策が取られていない飲食店の利用を控える」「大人数・長時間の飲食を控える」「屋外レジャーやバーベキューによる家庭での感染に注意する」「従業員同士の昼食やクルマの同乗による事業所での感染に注意する」などを、市民の皆様、事業者の皆様に、改めてご協力をお願いしています。