いわき市は、8月2日、市内での新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大と地域医療の深刻な状況を踏まえ、酒類の提供禁止等の強い措置を伴う「まん延防止等重点措置」の適用を福島県知事に要請。県が国に対して適用要請し、8月5日、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部が、今月8日から31日まで、本県への適用を決定した結果、県の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議が本市を重点措置の対象区域と決定しました。
この期間内は、全ての飲食店等や一定規模を超える飲食店以外の施設に対する営業時間の短縮要請、飲食店等における酒類提供の終日自粛や、カラオケ設備の利用自粛、イベント等に係る開催時間の制限などが行われます。
本市は、「まん延防止等重点措置」の適用を受け、県による飲食店等への見回り活動などの対策に協力し、現在、 実施中の「いわき市感染拡大防止一斉行動」の対象期間を今月22日から31日まで延長、公共施設等の休館等も同じく期間を延長することになりました。
また、今月に入り、児童施設で過去最大規模のクラスターが発生して、感染が増加しているため、市内全ての放課後児童クラブで一人でも留守番が可能な小学4年生以上の児童は、保護者の皆様に対し、原則、利用自粛の要請を行います。小学1年生から3年生でも可能な限り各家庭での保育に、ご協力いただくようお願いしていします。
さらに、オールスター競輪史上、初の6日間ナイターの特別競輪「第64回オールスター競輪」は、無観客開催となります。
なお、本市の感染状況は、8月4日現在で直近1週間の新規感染者数が過去最多の300人、人口10万人あたり換算で約90人と、ステージ4の目安である25人の3倍以上です。病床占有率も約76%、市内の宿泊療養施設も約76%となっているため、本市でもできる限り入院病床を増やし、福島県も県全体の入院施設や療養施設の増床を行う予定です。県内全域での患者受入の広域調整を行うほか、市保健所、福島県の医療チーム、市医師会などの医療関係者の皆様のご協力をいただき、自宅療養を含め、症状に応じた適切な医療の提供に努めていきます。
本市は、8月7日から3連休、さらに13日からお盆の時期に入るため、あらためて感染リスクの非常に高い変異株が迫っていることを理解し、地域医療の崩壊を防ぎ、いのちと健康を守るため、人との接触機会をできる限り減らす、最大限の強い警戒と慎重な行動を、強く訴えています。