いわき市は、9月10日、臨時市長記者会見を開き、「まん延防止等重点措置の適用期間の延長並びに市感染拡大防止一斉行動の延長
」と「モデルナワクチンの接種開始
」について、明らかにしました。 市内の感染状況は、第5波による感染急拡大により、8月に過去最多1,136人の月間新規感染者数となりました。市内の急激な感染拡大と地域医療の深刻な状況から、8月8日から9月12日まで、「まん延防止等重点措置」の適用区域の指定を受け、9月に入り、市民のご協力の成果が出てきたものの、「直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数」や「療養者数」は、高止まりのまま推移しています。
このため、国は、福島県に発令している「まん延防止等重点措置」の適用期限を9月30日まで再延長し、県も本市など県内3市への重点措置を、同期間再延長することを決定したことから、市独自の「いわき市感染拡大防止一斉行動」も延長して、不要不急の外出自粛・感染対策の徹底・夜8時以降の飲食店の利用自粛、公共施設等の休館等を継続することになりました。
また、ワクチンの接種状況は、9月7日現在、12歳以上の市民の1回目接種完了が約54%、同じく2回目接種完了が約44%、65歳以上の方の第1回目接種は約91%完了した状況です。今後の体制は、職域接種を含め、12歳以上の方の8割にあたる約24万人が、11月中旬までに2回の接種を完了できる体制を整備して、9月7日までに、12歳以上の対象者の皆様全員に接種券をお届けし予約を受付けています。
この状況を踏まえ、「モデルナワクチンの接種開始」は、市が福島県にワクチンの追加供給を要請して、モデルナワクチンの供給を受け、県と市が共同で大規模接種会場を本市にも設置し、新たに9,000人分の接種を追加実施することになったものです。
場所は、いわきゆったり館・呉羽総合病院・平体育館で、それぞれ接種可能な曜日や時間帯が異なりますが、9月17日から予約を受け付け10月初旬から接種開始に向け準備を進めます。
本市は、市民の自粛疲れの中、感染者の減少、地域医療の崩壊防止に向け、市民の皆様の命と健康を守るため、感染防止対策の徹底に取り組むとしています。