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汚染水の海洋放出に反対!13日一斉スタンディング

 9月13日正午過ぎ、いわき市小名浜港のアクアマリンふくしま入口交差点付近で、原発汚染水の海洋放出に反対する毎月13日一斉スタンディングが行われました。
 政府は、4月13日、福島県県漁連など漁業者との「関係者の理解なしにはいかなる処分もしない」という文書約束を反故にして、一方的に、福島第1原発事故による敷地内のタンク貯蔵汚染水の海洋放出方針を決定しました。
 これは、福島県内7割の自治体議会の反対・慎重の意見書、福島県内の農林水産団体はじめ福島県民の多数世論、意見を伺う場やパブコメに寄せられた反対・慎重意見を無視したものです。
 その後も、政府は、8月に、「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた関係閣僚等会議」を開き、「風評被害」を前提に漁業者の冷凍可能な水産物の一時的買い取り・保管、冷凍できない魚介類の販路拡大支援などに活用する基金の創設などの、「当面の対策の取りまとめ(案)」を決定。今後、関係団体などから意見を聞き、年内に行動計画を策定すると強行姿勢です。
 政府決定の翌日には、東京電力が「設備の検討状況」として、突然、海底トンネルを設置して1キロ沖合に流す、海洋放出計画を発表。原子力規制委員会に工事計画を申請して今年度中に着工し、2023年春の完成を目指すもので、9月からトンネル敷設の海底調査、10月中旬から約1カ月かけ海底ボーリング調査、来年2月から工事に着手して1年半ほどで完成させるという。海底トンネルの建設費用も不明で、凍土遮水壁と同じく、またもや鹿島など大手ゼネコンの利権がらみが予想され、放水立坑で稀釈等確認にモニタリングするというものの、立坑内の容量やモニタリングの位置(鉛直分布)等も不明です。
 このように、政府と東京電力は、既成事実を積み重ねて、漁業者を孤立させ、県民を懐柔して、反対を諦めさせようと躍起になっています。これが、「丁寧な説明と関係者の理解」の実態です。
 これに対し、「これ以上海を汚すな!市民会議」は、毎月13日に各地で汚染水を海に流すな!とスタンディングを行い、市民の意思を伝えています。
 この日も、政府と東京電力の強硬策を許さず、ふるさとの海を守ろう!漁業と漁業者を守ろう!子どもたちの未来を守ろう!と、参加者ひとりひとりの想いをスピーチして、アピール。「ご苦労さま」と声かけ行く人もおり、ふるさとの海、日本の海、世界の海を、放射能でこれ以上汚させてなるものか、ガンバロウと拳を上げました。
 海洋放出を止めるために、全国で反対の声が大きなうねりとなるよう、声を上げ続けていきましょう!

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by kazu1206k | 2021-09-13 22:43 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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