11月12日午前、「TEAMママベク 子どもの環境を守り隊」といわき市担当課との、21年度第1回目の協議が行われました。ママベク側からは代表2名、市側は除染対策課、教育委員会学校支援課、公園緑地課から7名が出席し、市議会議員も私含め3名が同席しました。 TEAMママベクのお母さんたちは、子どもたちの被曝を少しでも低減して生活環境を整えることを目的に、いわき市やいわき市教育委員会の許可のもとに、市内の小中学校、幼稚園・保育所等の環境放射能測定を続けています。
子どもたちの行動範囲を母親目線で細かく調べ、放射能を可視化させながら、結果を行政に報告して必要があるところは対策を求めてきました。いわき市も子どもたちの環境改善のために、担当課が出席し協議を行っています。
今年度も、TEAMママベクから市内の小中学校の測定結果報告を受け、それに対する市側の対応説明、さらに繰り越し事項の協議が行われました。
ママベク側は、土壌汚染は事故の影響を示すとして、子どもたちの被曝防護を求め、「未来のためにもいわき市が受けた被害、事故の影響を土壌モニタリングの結果として記録に残しておくことが重要ではないか」「ママベクのデータをいわき市の記録として保存し、未来に生かしてほしい」と提案し、「被災自治体は地域の大切な子どもたちを守るために調べて伝える、そこに汚染があると伝えて防護を促すという姿勢であってほしい」と要望しました。
繰り越し事項と市側の回答内容は、以下の通りです。
・通学路の走行サーベイ:結果一覧表を提示(略)
・平第二中学校:土嚢袋のストロンチウム、地中保管しているー事故前の比較データはない。
・湯本第二小学校:プランターの土〜未対応のため、対応求める。
・湯本第三中学校:集積場の土嚢袋撤去、作業完了。
・天井田公園:最大値0.22μSv/hなので除染の必要なし。経過、状況確認する。
・いわき公園:
・公園に放置された土嚢袋の確認:全箇所点検済み。
・除染以外の対応=天地返しを行なった場合の記録:保存期間、保管管理は課題。
・国が責任を持って除染を行うしくみづくりの要望:市長会として要望を提出するも進展はない。