東電刑事裁判、12月25日、郡山市ビックアイへ集まろう!
東京高裁に証人調べと現場検証を求める福島県集会へ!
11月2日、市民の力で強制起訴された、東京電力旧経営陣の勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3被告人の東電刑事裁判・控訴審第1回公判が、東京高等裁判所第10刑事部(細田啓介裁判長)で開かれ、2019年9月19日、東京地裁・永淵裁判長が全員無罪の不当判決を下して以来、2年ぶりのの控訴審が始まりました。
第1回公判では、検察官役の指定弁護士がすでに提出している控訴趣意書などについて陳述し、大津波が予見できた根拠となる「長期評価」を否定した一審の判決を「最大かつ基本的な誤り」と指摘。「原子炉の安全についての『社会通念』を誤って捉えている」「事故を避ける方法を、運転停止のみに限定した」「福島第一原発の現場検証をしなかった」など4点を説明しました。 また、長期評価が作られた経過をより詳細に明らかにするため、長期評価の策定に関わった濱田信生・元気象庁地震火山部長ら3名の証人尋問の申請と一審の東京地裁では採用しなかった現場検証を求めました。被告弁護側は、無罪を主張し「控訴の棄却」を求めました。 裁判長は、次回公判までに合議した上で、双方から請求のあった証拠調べと現場検証について決定を下す、として閉廷しました。
2022年2月9日14時からの第二回公判が、控訴審の大きな山場です。東京高裁の細田啓介裁判長が、請求のあった証拠調べと現場検証について決定を下します。裁判所が現地に行くかどうか、一審では採用されなかった裁判官の現場検証がカギです。 私たちは、第二回公判で、東京高裁が現場検証と証人調べを決定するよう、現場検証を求める署名を広げ集会を開きます。みなさまのご参加をお持ちしております。
●「東電刑事裁判控訴審 東京高裁に証人尋問と現場検証を求める」福島県集会
・12月25日(土)14~16時
・郡山市ビッグアイ7F 市民交流プラザ大会議室
・内容 大河陽子弁護士「刑事裁判控訴審の報告」
甫守一樹弁護士「刑事裁判と株代訴訟で明らかになったこと」
傍聴者の報告、被害者のスピーチ