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寒風の中、高裁に現場検証を求める街頭署名と福島県集会

 12月25日午後、郡山市ビッグアイ7Fの市民交流プラザで、東電刑事裁判の「東京高裁に証人調べと現場検証を求める福島県集会」が開かれました。主催は、福島原発刑事訴訟支援団。
 午前中は、寒風をついて、郡山駅前で街頭宣伝が行われ、師走の慌ただしさの中、東京高裁の現場検証を求める署名を訴えました。
 集会は、支援団長の挨拶に続き、今年11月2日、市民の力で強制起訴された、東京電力旧経営陣の勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄の3被告人の東電刑事裁判・控訴審第1回公判が、東京高等裁判所第10刑事部(細田啓介裁判長)で開かれたことから、大河陽子弁護士が「刑事裁判控訴審第1回期日について」と題して、第1回公判の詳細な報告を行いました。
 大河陽子弁護士は、検察官役の指定弁護士が一審原判決の重大な誤りとして、大津波が予見できた根拠である「長期評価の信頼性・具体性をを否定した点」、「原子炉の安全についての『社会通念』を誤って捉えている」、事故を避ける方法を運転停止のみに限定した「結果回避義務の内容を正確に理解していない」、福島第一原発の「現場検証の申請を却下して判決に及んだ点」など4点を指摘した点について説明しました。 
 また、甫守一樹弁護士は「東電株主代表訴訟と刑事裁判のクロス」と題して、刑事裁判と株主代表訴訟で明らかになったことを明らかにし、2022年7月13日に株主代表訴訟の東京地裁判決が出ることを報告しました。
 さらに、控訴審第1回公判を傍聴したからの報告、被害者からのスピーチが行われ、何としても現場検証を実現すべく、1月21日の署名提出行動、2月9日の第二回公判にみんなで結集しようという、力のみなぎる集会となりました。
2022年2月9日14時からの第二回公判が、控訴審の大きな山場になります。
 東京高裁の細田啓介裁判長が、請求のあった証拠調べと現場検証について決定を下します。裁判所が現地に行くかどうか、一審では採用されなかった裁判官の現場検証がカギです。
 私たちは、第二回公判で、東京高裁が現場検証と証人調べを決定するよう、現場検証を求める署名を広げ、2022年1月15日午後には東京集会を開き、1月21日午前には署名提出行動を行います。みなさまのご参加をお持ちしております。

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by kazu1206k | 2021-12-26 21:03 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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