1月14日、いわき市議会は令和4年1月臨時会を開催し、市長提出の補正予算案1件を全会一致で可決しました。
国の令和3年度補正予算の成立に伴う経費及び市政執行に係る経費など総額約53億5,284万円の補正です。
主な内容として、国の補正予算に伴うものは、新型コロナウイルス感染症の影響長期化で、住民税非課税世帯等を支援するため、1世帯当たり10万円の給付金を給付する臨時特別給付金給付事業費が約44億2,826万円。また、一定の要件を満たす生活困窮世帯に対する支援金を、国が申請期間を延長し、対象世帯を拡大したことから、単身世帯6万円/月、2人世帯8万円/月、3人以上世帯10万円/月を3ヶ月間支援する生活困窮者自立支援金が約8,996万円。
市政執行に伴うものは、コロナ禍で落ち込む消費の喚起、市内事業者支援のため、3月1日〜3月31日の期間で、キャッシュレス決済を行なった消費者にポイント還元する事業費に約5億1,988万円。ポイント還元率は決済額の30%で、ポイント付与上限額は1回3,000円、期間15,000円。
また、新型コロナウイルスワクチン接種対象者を従来の12歳以上から5歳以上に拡大し、これまで原則2回目摂取から8ヶ月としていた、3回目接種を1ヶ月〜2ヶ月前倒しする方針を示したことから、新型コロナウイルスワクチン接種対策費に約1億7,311万円。
さらに、原油高騰を受けた生活困窮世帯を支援するため、暖房用灯油の購入費等を助成で、住民税非課税世帯で、65歳以上の高齢者世帯、障がい者世帯、ひとり親世帯に1世帯5,000円の緊急補助事業費に約1億3,026万円。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた水稲農家の経営を支援するため、令和4年産米の水稲種子等の購入費の一部を補助する。種子等購入費の10%以内補助を行う水稲種子等購入費補助金に約1,135万円、などとなっています。