1月21日午前、寒風の中、福島原発刑事訴訟支援団は、東京高等裁判所刑事第10部の細田啓介裁判長が現場検証と証人調べを決定するよう、「東京高裁の裁判官に現場検証を求める署名」の第3次提出行動を行いました。
東京電力元経営陣3名が強制起訴された刑事裁判は、東京高裁での控訴審が昨年11月から始まり、一審では採用されなかった裁判官の現地検証の実現がカギとなっているため、福島原発刑事訴訟支援団は、高裁での逆転有罪判決をめざし、現場検証を求める署名を行なってきました。
2月9日14時からの第二回公判で、現場検証と証人尋問を行うかどうかの判断が明らかにされ、控訴審の大きなヤマ場になります。
21日午前10時半、厳しい寒さにもめげず、東京高裁前には、約100名を越す市民が集まり、支援団長はじめ被害者代理人の海渡弁護士や大河弁護士が東京高裁が現場検証や証人尋問を行うようアピールしました。
午前11時過ぎ、支援団長はじめ海渡弁護士や大河弁護士など代表が東京高等裁判所刑事第10部に署名を提出しました。署名は、第3次提出分2,151筆、これまでの合計10,159筆の提出となりました。
参加者は、コロナ感染対策を行いながら、あらためて、東京電力福島第一原発事故の責任を問う、福島原発刑事裁判控訴審の勝利をめざして、2月9日14時からの第二回公判への結集を確認しました。