1月22日午後、いわき産業創造館で「『処理水』ってホントに安全?!汚染水は海に流してはいけないー天野光講演会」が対面とオンラインで開催されました。主催は、これ以上海を汚すな!市民会議。
いわき放射能市民測定室たらちね測定ラボの顧問であり、環境分析の専門家である天野光先生は、「『汚染水・処理水は安全だ 』という国や東電の説明は本当でしょうか ?トリチウムと放射性炭素、それに公表されている62の放射性核種について、告示濃度限以下で希釈して海に流すから安全だと国や東電は言っています。告示濃度以下であってもそれらの放射性核種が福島の海に流されることなります。それに流されるのはトリチウムと放射性炭素と62核種のみではありません。それらの他にも種々放射性核が流されるのだと思います。福島の海が人工放射能で汚染されることは間違いありません。あとで、しまった!と思っても手遅れです。取り返しはつきません。ひとたび汚されてしまっ海はなかなかもとには戻りません」として、以下の内容について解説し、多くの質問に答え、まとめました。
●内容
I.どれだけの放射能が生成・存在したのか
何が存在しているか-どのように生成したか
①核分裂生成物 、②アクチノイド核種 、③放射化生成物
II .汚染水の危険性
放射能毒 、化学毒
III .多核種除去設備アルプス
アルプスで取り除けるのか
IV .放出されるいくつかの核種特徴
V. 低レベル放射線の生物影響
放射線影響に関する基本的な考え方
近年のトピックス
VI .海洋放出影響評価報告書の問題点
●まとめ
・汚染水を海にながしてはいけない
アルプスで2次処理も海洋(海・海産生物)が様々な人工放射能や化学毒物で汚染する可能性がある。
・トリチウムの本当のリスクは未だ不明
予防原則に則って、トリチウムを放出してはいけない。
・低レベル放射線のリスクが最近判明している 。
これ以下なら安全という放射線レベルはく、環境放射線にもそれなりのリスクがあります。
余分な放射線被ばくは極力避けるべき、特に影響の大きい乳幼児 、子供たちには注意が必要。