6月4日午後、泉町下川の剣浜、いわきサンマリーナへ。
いわきサンマリーナは、1995年のふくしま国体のセーリング競技会場として整備され、県や市などの第三セクターが運営。船が係留でき、クラブハウスや給油施設がありました。震災前は、カジキ釣りのビルフィッシュトーナメントが開かれるなど盛況でした。
しかし、東日本大震災の津波被災で、105艇ほどが波にのまれ、船舶を係留するマリーナ部分が流失。クラブハウスなども壊滅的被害で、施設復旧の見込みがなく、運営費が嵩み、第三セクターは2011年6月に解散。
その後、県の復旧事業で、マリーナ周辺の遊歩道などが整備され、公園部分は誰でも立ち入れるようになっていました。
震災1年後から、マリーナ復活へ向けた保管艇所有者や地元関係者の動きがあり、国や県に働きかけて、ようやく県の復旧工事でメイン桟橋などが完成し、10艇超のプレジャーボートが停泊できるようになりました。施設の指定管理者も市内ボートショップ「海」を運営する大起造船工業にきまり、6月1日、11年ぶりに、運営を再開しました。8月上旬までに15艇が係留される見込みといいます。
この日は、プレジャーボートが2艇停泊。近くで、家族連れが磯遊び。釣人に聞けば、餌にフグや小鯖が寄っている。近くでバシャっと、マサバが飛び跳ねました。
八崎の防波堤の先を、遊覧船「サンシャインシーガル」が悠々と通り過ぎていくのが見えました。