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いわきグリーンフィールド改修についての質疑、いわき市議会

 いわき市議会6月定例会は、9月9日午後の本会議で、議案等に関する質疑を行い、いわき市議会創世会の鈴木さおり議員が、「議案第19号 事業委託契約について」の質疑を行いました。
 「議案第19号 事業委託契約について」は、いわきグリーンフィールド改修整備事業に関する事業委託契約です。
 いわきグリーンフィールド改修整備事業は、J3に昇格したいわきFCとの共創によるシティセールス・都市ブランディングの推進を図るため、いわきグリーンフィールド及び多目的広場を事業費約21億5千万円をかけて改修するもので、2月定例会で予算が議決されています。
 この整備事業により、サッカーやラグビー等のプロスポーツの試合を開催可能とし、夜間照明の設置や大型ビジョンの新設、多目的広場を通年利用可能な人工芝に張り替えるなど、市民団体等が利用しやすい環境とするもので、今年度中の事業完了を目指し、実施設計及び施工の一括発注方式により整備を進めます。
 これまで、技術提案を受け付ける公募型プロポーザルを実施し、庁内に設置された「いわきグリーンフィールド改修整備事業に係る公募型プロポーザル審査委員会」が技術提案書等を審査し、「大成・福浜大一・大和電設・梓設計特定建設工事共同企業体」を受託候補者として決定しました。これを受け、5月20日に当該改修事業に係る仮契約を締結し、本契約を締結するために提案されたものです。
 いわきグリーンフィールド改修整備事業については、議会報告会などでも市民から「いわきFCといわきグリーンフィールドへの投資、公共施設削減と矛盾するのではないか。バランス感覚が必要だ。」というご意見を頂いていました。
 以下、質疑のやりとりを紹介します。
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11番、創世会の鈴木さおりです。ただいまより、質疑を行います。

大きな第一点は、議案第19号 事業委託契約について、です。

本件は、いわきグリーンフィールド改修整備事業について、今年度中の事業完了を目指し、実施設計及び施工の一括発注方式により整備を進めるために業務委託するものですが、以下、伺います。

一つは、業務委託契約に至る経過について、です。

1点目、いわきグリーンフィールド改修整備事業に係る工事の概要は、どのようなものか、伺います。
 —答弁
 改修の概要を申し上げますと、いわきグリーンフィールドについては、観客席の5,000席以上への増設、照度1,500ルクス以上の夜間照明設備や600インチ以上の大型映像装置の新設、回復力に優れる天然芝への張替え、メインスタンドの改修によるドーピング検査室や記者席の設置などです。
 多目的広場については、天然芝から人工芝への張替え、簡易照明設備や防球ネットの新設などです。

2点目、公募型プロポーザル審査委員会の設置など、仮契約を締結するまでの経過は、どのようなものか、伺います。
 —答弁
 経過としましては、本年2月定例会で、本事業の予算措置について了承されたことから、3月に「市建設業者選定委員会」を開催しました。その委員会において、事業の発注方式について、設計・施工一括方式による公募型プロポーザルとすること、その参加資格要件及び審査委員の構成が承認されました。
 その後、プロポーザルの審査方法と評価基準について審査を行うため、「第1回公募型プロポーザル審査委員会」を開催し、3月24日に公募型プロポーザルの実施を公告しました。今年度に入り、事業参加を希望する企業体より技術提案書の提出を受け、「第2回審査委員会」において、提案書を審査し、要求水準等を満たしていることなどから、5月20日に仮契約を締結したものです。

3点目、公募型プロポーザルの応募が1共同事業体となった理由を、どう捉えているか、伺います。
 —答弁
 市が求める参加要件と要求水準に対して、参加申込みを行った企業体が、結果として1者だったものと捉えております。その理由については、事業者の判断によるもので,市として把握することは困難であります。あえてその要因を推測しますと、本業務は「既存施設の改修に係る詳細設計と併せ、複数工種の工事を同時期に進める必要があること」や「限られた期間での完成が求められること」、又、「企業体の構成員として必ず地元企業を含むこと」などが応募の少なかった理由と思われます。

4点目、公募型プロポーザル審査委員会の審査内容や論点など、技術提案書等の審査の概要は、どのようなものか、伺います。
 —答弁
 審査委員会では、まず、照明の照度や芝の育成・管理など募集時に求めた要求水準を満たしているか、その確認を行いました。次に技術提案書について、「適切な施工体制、工程管理」「維持管理費の縮減に関する創意工夫」「プロスポーツ等の使用を想定した提案」などの項目について審査しました。
 その中で、施工体制・工程、プロスポーツ対応などについて、一定以上の評価ができることから、本事業の契約候補者として適しているとの結論が出されました。

5点目、共同事業体の工事完遂能力を担保する実績は、それぞれどのようなものか、伺います。
 —答弁
 共同企業体からは、大型スタジアム建設や照明設備の設置工事に関する施工実績が提出されています。
 代表的な例を申し上げますと、東京都の新国立競技場、千葉県の国際武道大学サッカー場、金沢市民サッカー場、さらには、いわき市新舞子多目的運動場の建設などです。

二つは、業務委託契約の内容について、です。

1点目、夜間照明設備の設置、大型映像装置の設置、天然芝の改修などのいわきグリーンフィールド改修と、人工芝の改修、防球ネットの整備などの多目的広場改修が工事内容ですが、それぞれの工事費用など契約金額の積算根拠はどのようなものか、伺います。
 —答弁
 グリーンフィールド改修については、観客席増設等の建築工事が約4億4千万円、照明設備工事が約6億1千万円、大型映像装置の設置工事が約3億1千万円、天然芝の改修工事が約3億1千万円としています。
 多目的広場改修については、照明設備工事が約8千万円、人工芝の改修工事が約3億7千万円としています。
 また、両施設に関する詳細設計が約4千万円としており、事業全体として、約21億6千万円となります。

2点目、今年度中の事業完了を目指すため、天然芝の改修などには費用負担が発生して契約金額の増額補正が迫られる可能性はないか、伺います。
 —答弁
 事業者への募集要件として、事業期間等について明示しており、事業者から提出された技術提案書も、事業期間内での完了と、予算内での整備が見込める内容であることを確認しています。

3点目、電気設備工事の分離発注の要望や改修後の維持メンテナンスの観点から地元業者への発注を求める声があったと仄聞しますが、それらにはどう配慮したのか、伺います。
 —答弁
 参加要件において、地域経済への波及や、今後の適正な維持管理を見据え、建築・電気・土木工事の各工種に地元企業が加わることを条件としています。

4点目、募型プロポーザルの公募が1共同事業体となった随意契約によって、契約の競争性、公正性は、確保されたのか、伺います。
 —答弁
 公募型プロポーザルとして広く募集を行っていることで、競争性、公正性は確保されているものと認識しています。
 また、契約候補者を選定した審査委員会には、外部有識者にも参加いただいており、提案内容を多角的に審査し、その審査結果を公表することで、透明性、公正性の確保を図っております。

三つは、いわきグリーンフィールド改修整備事業による効果等について、です。

1点目、改修整備による市民スポーツへの貢献等の事業効果は、どのようなものか、伺います。
 —答弁
 事業の効果等については、今回の整備により施設機能が高まることから、プロラグビーのリーグワンや
インターハイ男子サッカー等の大会誘致について更なる促進が期待されます。
 また、いわきFCがJリーグのホームスタジアムとして継続的に使用することで、市民が、身近にプロスポーツ等に触れる機会が増えるとともに、スポーツ合宿・大会・イベント等の利用が広がり、スポーツツーリズムのさらなる促進による交流人口の拡大が図られるなど、市内経済への波及効果も期待できるものです。

2点目、改修整備によりスポーツによる人・まちづくりの推進を図るとされますが、市民サービスの向上にはどうつながるのか、伺います。
 —答弁
 いわきグリーンフィールドは市内唯一のサッカー・ラグビー専用スタジアムであり、これまでも、中・高体連のアマチュアスポーツやいわきFCなどのプロスポーツ公式戦に利用されてきました。
 今回の施設の高機能化により、「観るスポーツ」を提供する環境が高まり、市民の皆様に向けたイベントなど、さらなる利用機会の増加に繋がるものと考えております。
 また、多目的広場の人工芝への改修や、簡易的な照明設備の新設により、一般の練習等でも利用しやすい施設となり、施設の稼働率も上がることが期待できます。

3点目、本改修整備事業は、行財政改革の中で受益者負担のあり方見直しを課題の一つとする、公共施設等総合管理計画との整合性をどう図ったのか、伺います。
 —答弁
 市では、今般、改定した「公共施設等総合管理計画」の内容を踏まえ、本年度から、公共施設等全般について、施設のあり方整理に取り組むこととしております。
 その中においても、今回、改修を行ういわきグリーンフィールドについては、官民問わず、他施設での機能代替えが困難な、重要な施設であると認識しています。
 このことから、現在、当該施設を含む21世紀の森公園を対象として進めている公募設置管理制度、いわゆるPark-PFIの取組みにおいて、市の財政負担軽減や公園の魅力等の向上に関する検討を行なっており、今後、その中において、受益者負担の適正化を考慮し、施設の利用料金等も含め、本施設の管理の在り方など、検討を行います。










by kazu1206k | 2022-06-09 22:17 | 議会 | Comments(0)