7月8日、いわき市文化センターで開かれた、いわき市文化協会の令和4年度(第54回)総会に出席しました。
いわき市文化協会は、市内の音楽団体、演劇団体、舞踊団体、美術団体、総合・歴史団体など約360団体、12,000人が加入し、各団体の発展、地域文化の振興と豊かな街づくりへの寄与を目的に活動しています。
コロナ禍の中で、対面の総会は3年ぶりとあって、会場には約50名の代表が参加し、活発な議論が行われました。
田村学会長の挨拶に続いて、内田広之いわき市長が来賓祝辞、私もいわき市議会副議長としてご挨拶させていただきました。
議事は、令和3年度経過報告、令和3年度収支決算報告及び会計監査報告、令和4年度事業計画(案)、令和4年度収支予算(案)、規約改正、組織強化プロジェクトの提言、役員改選などが行われました。
令和3年度経過報告では、コロナ禍で、各種事業が軒並み中止のやむなきに至ったことが報告されました。令和4年度事業計画(案)では、6月4〜5日に「第8回いわき文化春祭り」を実施、コロナ前は例年1万人の参加のところ、3年ぶりの今回は6,000人の参加だったことが報告され、令和4年度は、昨年度中止された事業をぜひ実施したいと提案され、満場の拍手で確認されました。その際、文化講師派遣事業については、市として予算化できないか、という課題も提起されました。
規約改正では、「役員任期2年、再選を妨げない」という規約第6条のうち、「会長任期は3期6年までとする」とする改正案が、「活動のマンネリ化を防止し会の活性化を図るため」との理由で提案されました。これは歴代会長が、最長24年になる経緯があったことなども示され、議論ののち可決しました。
組織強化プロジェクトの提言では、活性化プロジェクトチームから、昨年11月から本年3月まで、アンケートを実施するなどして検討して取りまとめた提言が報告されました。会員数と決算額の11年間の推移、インターネットの活用状況、加盟してよかったことなどのアンケート調査を踏まえて、⑴広報体制の充実・拡大 ⑵インターネットの活用 ⑶発表の機会の拡大 ⑷組織運営の明確化 などの実現により、文化協会が活性化し、いわき市文化の発展に一層貢献できるようにと提案されました。
最後に役員改選が行われ、13年間会長を務めた田村学さんが顧問に就任し、新会長には會川和美さんなどの新体制が、挙手採決により賛成多数で決まりました。