福島原発刑事訴訟支援団より、「一審判決を破棄し公正な判決を求める署名」の署名用紙更新と引き続きご協力のお願いです。
東京高裁に対し、東京地裁の全員無罪判決を破棄し、公正な判決を下すことを求める署名は、みなさまのご協力により、7月28日までに東京高等裁判所第10刑事部に16,214筆を提出しました。ありがとうございました!
福島原発事故の東電旧経営陣の刑事責任を追求する福島原発刑事訴訟の控訴審は、6月6日に結審しましたが、7月13日の東電株主代表訴訟の画期的な判決を証拠として採用し、証拠調べを行い、審議を尽くしてほしいと、被害者参加代理人による、「続行期日の指定を求める」上申書を、署名の第2次分4,074筆を添えて、7月28日に提出し弁論再開を求めました。
これまで、6月23日に、被害者参加人代理人弁護士が、6月17日付最高裁判決の証拠採用、取調べのための続行期日の指定を求める上申書を提出しています。
7月13日に、東京地裁民事8部(朝倉佳秀裁判長)が、東電株主代表訴訟について、原告らの請求を認め、被告勝俣、清水、武黒及び武藤に対して、連帯して13兆3,210億円の損害賠償の支払いを命ずる判決があり、原発過酷事故の危険性がゆえに万が一にも事故を起こさないようにしなければならないこと認めました。刑事裁判と同じ証拠に基づいて、被告武藤、被告武黒及び被告小森は原子力担当役員として、2008 年~2009 年に推本の長期評価にもとづく津波対策が避けられないものであることについて説明を受けながら、津波対策を講じなかったことは任務懈怠と認定し、被告勝俣及び被告清水は、2009年2月の御前会議における吉田部長の発言にもとづいて、対策を命ずることは可能であったとして、責任を認めています。
東電株主代表訴訟の東京地裁判決は、東電刑事裁判の東京地裁永淵裁判長の不当な無罪判決を覆すもので、東京高裁は、弁論を再開して、審理を尽くす以外にありません。
福島原発刑事訴訟支援団、福島原発告訴団、弁護団は、一審判決の破棄をめざし、東京高裁での弁論再開を強く求めます!
来年1月18日の判決までの間、弁論再開を求めつつ、引き続き署名を集めていきます。どうぞ、署名にお力をお貸しください!
9月から毎月20日の正午から1時間、東京高裁前行動を行い、署名提出を行う予定ですので、どうぞご協力をお願いいたします。
●紙の署名用紙は以下のボタンからPDFを印刷してご使用ください。