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9月定例会が開会、消防団員の処遇改善や原油価格・物価高騰等対策で補正予算

 9月1日、いわき市議会9月定例会が、15日までの日程で開会しました。
 初日は、本会議の冒頭、新たに教育長に任命された服部樹理教育長の就任あいさつがありました。
 諸般の報告では、令和3年度いわき市一般会計などの継続費精算報告書及び健全化判断比率等の報告があり、会議録署名議員の指名、15日間の会期の決定の後、内田市長から提案要旨が説明されました。

 市長の提案要旨説明では、市政を取り巻く諸問題として、以下の報告がありました。
○新型コロナウイルス感染症に対する対応状況
○8月3日からの大雨により御被害を受けた他自治体に対する支援
○コロナ禍及び原油価格・物価高騰等に係る経済関連団体との意見交換会
○福島国際研究教育機構との連携に係る市推進協議会の設置
○小野町一般廃棄物処分場の変更許可に関する対応
○福島第一原子力発電所のアルプス処理水への対応
○夏まつり及び海水浴

 9月定例会の議案件数は、条例の制定案が2件、改正案が7件、補正予算案が13件、決算の認定が20件、その他の議案が8件の計50件です。
 市長からは、条例の改正のうち「いわき市消防団の設置等に関する条例の改正について」と「いわき市消防団員の任免、服務及び給与に関する条例の改正について」が説明されました。それによれば、持続可能な消防団運営のため、昨年度の消防団のあり方の検討を受けて、団員の定員数を3,800人から3,200人とし、さらに、団員の加入促進のために、消防庁の標準額に満たなかった「班長」と「団員」クラスの報酬額を引き上げ是正し、また、「出勤手当」を「出動報酬」に改めて報酬額を引き上げ、処遇改善を図ります。

 また、補正予算案の主な内容として、一般会計では、コロナ禍における原油価格・物価高騰等対策として、生活困窮世帯に1世帯当たり7,000円の緊急補助金の給付や保育所・幼稚園・小中学校などの学校給食費の高騰への支援、加えて、施設園芸農家や林業・木材産業等事業者、漁業者及び交通事業者の経営安定を図るための経費などを計上。さらに新型コロナ感染拡大により減少した観光交流人口の回復に向けた市内観光バスツアー実施の旅行会社への補助、感染防止対策など総額約72億6,640万円の令和4年度一般会計9月補正予算。 
 特別会計のうち、後期高齢者医療特別会計ほか10会計は、前年度の繰越金の確定に伴う補正で、約12億1,992万円。企業会計は、病院事業会計で診療報酬改定に基づく看護職員の処遇改善を図るための補正で、約5,653万円を計上しました。

 一般質問は、9月5日から8日まで4日間の日程です。9日と12日が常任委員会、13日が特別委員会の開催の予定です。
 市民の皆さまの請願や陳情の締切は、9月7日(水)です。

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by kazu1206k | 2022-09-01 13:57 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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