9月20日正午、福島原発刑事訴訟支援団の「月いち ランチタイム・スタンディング」が東京高裁前でスタートしました。
福島原発事故の東電旧経営陣の刑事責任を追求する福島原発刑事訴訟の控訴審は、6月6日に結審しましたが、弁論再開を求めて、今月から12月まで、毎月1回、東京高裁前でのアクションを始めたものです。
20日は、台風の影響による激しい風雨の中、正午からのスタンディングには、福島県から駆けつけた住民はじめ避難者、そして首都圏の市民など、支援団に結集する仲間たち約30名が参加。支援団団長を皮切りに、弁護団の海渡弁護士、大河弁護士が報告に立ち、さらに結集した参加者が次々と東京高裁に向けてアピールを行いました。
アピール後、弁護士と支援団の代表が、東京高裁刑事部の担当官に面会し、「一審判決を破棄し、公正な判決を求める署名」の第3次分818筆(累計で17,032筆)を手渡し、30分間に渡り、弁論再開に向けた要請活動を行いました。
福島原発刑事訴訟支援団は、7月13日、東電株主代表訴訟において、被告らに対して、13兆3210億円の損害賠償の支払いを命ずる判決が下され、原発には過酷事故により我が国そのものの崩壊にもつながりかねない危険性があり、万が一にも事故を起こさないようにしなければならないと判示したことを受けて、避難者訴訟の6.17最高裁判決及び東電株主代表訴訟判決を証拠として採用し、審議を尽くしてほしいと弁論再開を求めて、「一審判決を破棄し、公正な判決を求める署名」活動を進めています。
「一審判決を破棄し、公正な判決を求める署名」をさらに広く集めるとともに、裁判所に市民の声を届けるために、本年12月15日まで署名を呼びかけています。
原子力行政に忖度した不当な判決を覆し、公正な判決を下すことを求め、命を大切にする社会へ向けて、みなさんと一緒に行動を続けます。
【月いち ランチタイム・スタンディング】
*10月20日(木)
*11月21日(月)
*12月20日(火)
<時間> 12:00〜13:00
<場所>東京高等裁判所正門前
<参加者>福島原発刑事訴訟支援団、弁護団、支援者