3年ぶりのN響。堪能させて頂きました。
10月9日午後、いわき芸術文化交流館アリオス(いわきアリオス)大ホールで、第10回NHK交響楽団いわき定期演奏会。
プログラムは、北欧を代表する2人の作曲家グリーグとシベリウスの作品。グリーグの組曲「ペール・ギュント」op.46 より“朝”とピアノ協奏曲 イ短調 op.16、そして、シベリウスの交響曲第2番 二長調 op.43。
指揮は、小澤征爾氏らの薫陶を受けたサッシャ・ゲッツェルさん、ダイナミックで華麗な指揮でした。ピアノは、いわき出身で内外で活躍中のピアニスト・牛田智大さん、いわきアリオス初登場で素晴らしい演奏でした。 ゲスト・コンサートマスターはライナー・キュッヒルさん。
日頃、グリーグのピアノ協奏曲 イ短調はルービンシュタイン、シベリウスの交響曲第2番 二長調はカラヤンを愛聴していますが、両作品とも期待を超える演奏に感動しました。
演奏後、鳴り止まぬ拍手がホールを包む。私も手が痺れるほどの拍手をステージに贈りました。
アンコール曲は、
ピアノの牛田智大さん、シベリウスの5つの小品「樹の組曲」op.75―第5曲「樅の木」。
管弦楽のNHK交響楽団、シベリウスの悲しいワルツ。
さすがでした。

撮影:布施雅彦