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「ゆいの森あらかわ」、創世会の行政視察1

 11月14日と15日の両日、いわき市議会創世会は、コロナ禍により自粛しておりました行政視察を2年ぶりに実施しました。
 14日午前、東京都荒川区立「ゆいの森あらかわ」に伺いました。
 視察に際しては、荒川区議会の志村博司議長、荒川区の北村嘉昭副区長より歓迎のご挨拶をいただき、私から答礼の挨拶をさせていただき、荒川区地域文化スポーツ部の山下英夫ゆいの森課長より、ご説明いただき、館内を丁寧にご案内いただきました。
 「ゆいの森あらかわ」は、「人と人、本と人、地域と人が結びつき、楽しみ・学び・安らげる、豊かな森のような施設」となるよう名付けられ、2017年3月に誕生しました。
 「ゆいの森あらかわ」は、単なる複合施設とは違い、これまでにない新しい融合施設を目指しています。それは、図書館、吉村昭記念文学館、ゆいの森こども広場の3つの機能を持ち、赤ちゃんから高齢者まですべての世代の方が遊び、学び、楽しめる施設というコンセプトです。
 「ゆいの森あらかわ」で注目されるのは、「ゆい・むすぶ」という理念をもって、フロアに機能を分断する壁を作らず、3つの機能がつながるように配置されているということです。小さなお子さんが遊びながら、紙芝居や絵本を手にでき、文学館の展示に図書館からスーと入っていける、ホールで開催中のイベントを眺めることもできるという作りです。1階から5階へと、賑わいから静寂へ変化する滞在型の読書空間を演出し、コミュニティラウンジで多くの方が学習していました。利用する人々が心地よく過ごすことができる空間に工夫されていました。
 中央図書館は、ビジネス支援コーナーや医療健康情報コーナーのほか、「えほん館」で、ノンフィクション作家・評論家の柳田邦男氏の「絵本は人生に三度」という提言から、大人から子どもまで楽しめる絵本を用意して、特集やイベントを開催。荒川区出身の作家、吉村昭記念文学館は、2階から3階にかけて9つのゾーンで構成された常設展示室があり、生前使用していた書斎の再現ゾーンでは、実際に書斎の椅子に座って作家の執筆空間を体験できました。子どもひろばは、遊びながら発見し学ぶことをコンセプトに「遊びラウンジ」と「学びラウンジ」の二つで構成された体験型施設でした。
 これら、3つの機能が融合する施設として相乗効果を発揮し、新たなサービスを創出するため、外部委託でなく直営で、各機能を運営する司書・学芸員・保育士・活動推進員の職員の皆さんが専門性を発揮していることがポイントでした。これ、大切です。
 荒川区は、将来像「幸福実感都市あらかわ」をめざして、利用者が自ら学び体験し、人と人が交流できる地域の文化やコミュニティの拠点として、「ゆいの森あらかわ」を活用していました。人づくりの観点からも子供たちから大人まで全ての世代が楽しみ・学び・安らげる、豊かな森のような融合施設、大いに参考になりました。
 

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by kazu1206k | 2022-11-15 21:44 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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