11月20日午後、福島第一原発事故の刑事責任を問う唯一の裁判、福島原発刑事訴訟の「1審判決破棄!公正判決を求める集会」が東京都内で開かれました。
福島原発刑事訴訟の控訴審は、去る6月6日に結審し、来年1月18日に判決言い渡しが指定されましたが、東電刑事裁判の東京地裁永淵裁判長の不当な無罪判決を覆す、東電株主代表訴訟の地裁判決の勝利を受けて、福島刑事訴訟支援団は弁護団ともに相次いで弁論再開の上申書を提出しながら、「一審判決を破棄し公正な判決を求める署名」活動を進め、結審後も、粘り強い闘いを続けています。
集会は、支援団団長のあいさつの後、海渡弁護士から弁論再開を求める検察官役の指定弁護士等の請求が東京高裁刑事10部の裁判官との進行協議で却下されたことが報告され、弁護団としては、被害者参加代理人として、「一審判決を破棄し、自判又は差戻を求める上申書」を21日に提出して、1審判決破棄!公正判決を求めることが報告されました。
河合弁護士はじめ5人の弁護団の方々のあいさつ、海渡弁護士&大河弁護士による東電株主代表訴訟の歴史的勝利判決と刑事裁判の核心をつくトーク、そして、各地で原発裁判を闘う原告や弁護士の皆さんから、熱い連帯と激励の言葉が続きました。東電株主代表訴訟:木村結さん、新潟避難者訴訟:大賀あや子さん、生業訴訟:馬奈木厳太郎さん、子ども脱ひばく裁判:水戸喜世子さん、東海第二原発差止訴訟:大石光伸さんがそれぞれの裁判の現状を語り、国や東京電力と共に闘う力強い連帯のアピールを行いました。
また、311子ども甲状腺がん裁判原告団、ノーマ・フィールドさん(アメリカ)、宮本ゆきさん(アメリカ)、ボアグリオ治子さん(フランス)、山内尚子さん(ベトナム)ら、国内外から心のこもった応援のビデオメッセージが寄せられました。
集会は、支援団、弁護団、支援者、各訴訟団の皆さん、国内外の心ある皆さんが力強く繋がっていく、感動的な時間を共有しました。福島刑事訴訟支援団は、弁護団と共に、一審判決の破棄をめざし、「一審判決を破棄し公正な判決を求める署名」と東京高裁前「月いち ランチタイム・スタンディング」を12月中まで続けます。あきらめません!!
21日も12時からランチタイム・スタンディングを行います。その上で、「一審判決を破棄し、自判又は差戻を求める上申書」の提出行動を行います。あきらめません!!
海渡雄一弁護士の集会の感想コメントです。
「お一人お一人の長い闘いによって紡がれた発言が素晴らしかったです。特に、原発事故による避難者である大賀さん、宇野さんのことばは心を揺るがすものがありました。最後のノーマフィールドさんの文学者としての研ぎ澄まされた言葉は、刑事裁判の一審永渕判決と株代裁判の朝倉判決の対照的な差別を、その判決文の読み上げ方から解き明かし、それぞれの判決を言渡した裁判官の人間存在の根源的な違いを、分かりやすく説いています。東京高裁の裁判官は、検証も証人も、株代判決の証拠調べも認めませんでした。しかし、法廷で、丁寧に話される態度・物腰は一審の永渕裁判長とは違います。私たちは、東京高裁に声を届けるために、21日も12時からランチタイム・スタンディングをやり、原判決を破棄し、事件の審理を地裁に差し戻すように求める上申書の提出行動を行います。」
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