2月16日、いわき市議会2月定例会が、3月9日までの日程で開会しました。
初日は、本会議の冒頭、再任された選挙管理委員会の飯間委員長の就任あいさつがありました。
諸般の報告に続き、会議録署名議員の指名、会期の決定の後、内田市長から提案要旨が説明されました。
市長の提案要旨説明では、まず、新型コロナウイルス感染症への対応状況、新型コロナウイルスワクチン接種などが報告されました。
議案の説明に先立って、令和5年度の市政運営に当たっての基本的な考え方として、昨年の「いわき版『骨太の方針』」にそって、「人づくり日本一」の実現に向けて、「次世代を育てる」「命・暮らしを守る」「まちの魅力を高める」の3つの柱と「構造改革」について「あれも、これも」ではなく「あれか、これか」を選択して、公共施設も規模や配置を「ちょうどいい水準」にしていくと説明しました。
議案の説明では、条例の制定案が1件、改正案が22件、予算案が33件、その他の議案が7件の合計63件の議案のうち、内郷消防署新築工事の工事請負契約の変更と新年度予算案の概要について報告し、予算案では、国・県の予算編成の動向を踏まえ、歳入では、市税が家屋新増築に伴う評価額の増加等で固定資産税が増収となり前年度比1.0%の増、地方交付税が市税増収により普通交付税が減となり前年度比1.2%の減、国庫支出金が水産業共同利用施設復興促進整備事業費補助金の増などにより前年度比2.8%の増、市債が臨時財政対策債の発行減の見込みで前年度比1.8%の減と見込んでおり、大幅な財源不足のため財政調整基金の取り崩しにより所要の財源を確保したと報告されました。
歳出では、「人づくり日本一」の実現に向けて、予算を編成して、「次世代を育てる」「命・暮らしを守る」「まちの魅力を高める」の3つの柱に沿って取り組むとしました。令和5年度一般会計当初予算総額は、前年度比2.5%増の約1,467億6731万円。特別会計の総額は、競輪事業の特別競輪開催が皆減で前年度比2.2%減の約963億907万円。また企業会計の総額は、病院事業の情報システムの更新経費の減で前年度比0.9%増の約658億8,100万円となりました。
その後、市政を取り巻く諸問題の説明では、J2リーグに初参戦するいわきFCとの連携、5年ぶりに開催される第14回いわきサンシャインマラソン、「里山の暮らしを支える地域づくり方針」の策定、などが、報告されました。
今後、2月定例会は、2月20日と21日が各会派による代表質問が行われ、2月22日から28までの4日間、一般質問が行われ19人が登壇します。また、3月1日から6日は4常任委員会の一斉開催、3月7日は2特別委員会が一斉開催されます。市民の請願や陳情の締切日は、2月27日となっています。
わたくしの代表質問は、2月20日午後3時20分から、質疑は28日午後1時からの予定です。