3月9日、いわき市議会2月定例会が閉会しました。
最終日の本会議では、市長提出の条例制定案1件と改正案25件、令和4年度2月補正予算案14件、令和5年度当初予算案21件、令和5年度補正予算案2件、その他の案件7件の計70件を可決しました。このほか、「新型コロナ感染症の後遺症の方々の日常を守る取組の強化を求める意見書」などの意見書4件も可決しました。
また、「都市計画法第29条(開発行為の許可)により設置された公共施設(道路)の底地はいわき市名義とするのが立法の趣旨です」に関する請願は、賛成少数で不採択となりました。
可決された条例案は、中山間地域の皆さんが安心して住み続けられるよう支援する基金を設置する「いわき市中山間地域支援基金条例の制定」や出産育児一時金の支給額を現行42万円から50万円に改正する「いわき市国民健康保険条例の改正」などです。
令和4年度2月補正予算案は、小・中学校の長寿命化改修工事等前倒しなど、令和5年度当初予算案は、「人づくり日本一」に向けた「次世代を育てる」「命・暮らしを守る」「まちの魅力を高める」の3つの柱の取り組みにより、学校給食費の第3子以降無料化や出産・子育て応援金、公共施設等の集中的な維持保全などの総額約1,467億6千万円の一般会計はじめ、特別会計の総額が約963億907万円、また企業会計の総額は約658億8,100万円などです。
議案の採決で創世会は、新たな職員の人事管理システム=人材マネジメントシステムの業務委託予算や構造改革推進本部の議事録が公開されない行財政構造改革推進予算などに透明性や公平性が不十分として反対し、請願には賛成しました。