原発GX法をめぐり、衆議院経済産業委員会で激しい論戦が続いています。
#原発GX法の廃案を! 国会前連続行動に結集を!(4/13、18、20、21、25)/ツイッターアクションを!との呼びかけが、FoE Japanから届きました。
1.原発GX法案、衆議院経済産業委員会で激しい論戦が続く
2.#原発GX法の廃案を! 国会前連続行動に結集を!(4/13、18、20、21、25)
3.ツイートアクションを! 4月14日8:00~10:00を中心に! 例文つき。
1.原発GX法案、衆議院経済産業委員会で激しい論戦が続く
立憲の山崎誠議員、阿部知子議員、田嶋要議員の質問のポイントを以下にまとめました。
以下ピックアップです。
山崎議員
・原発が電力の安定供給のために必要だという根拠は?大規模集中型電源の脆弱性がある。大規模なブラックアウトを引き起こす。
・原子力基本法の改定案は、「国の責務」として、どんなことがあっても原発の支援をすることになる。お金がかかっても、電気が余っていても、何がなんでも、原発を支えることに。
山崎議員:「最善かつ最大の努力」とは具体的に何か?これは新たな安全神話ではないか。
星野副大臣:原子力に絶対の安全はないという認識で不断の努力をしていく。
山崎議員:不断の努力をしても、事故はおきる。地震大国日本は、基準地震動を超える地震はたくさん起きている。
山崎議員:なぜ再エネ特措法については、国の責務(という名の支援)をここまで書かないのか。
阿部知子議員:原子力基本法の改定について、原子力委員会の委員長代理をつとめたことがある鈴木達治郎さんも懸念を表明している。
そもそもいつから、原子力基本法の改正が議論されたのか。
星野副大臣:昨年の9月半ばから検討を開始した。
(ちょこっと解説:原子力委員会の中では、原子力基本法の改定そのものについては議論されていませんでした。議論していたのは「原子力に関する基本的考え方」の改正。これは、年末年始のパブコメをはさみ、今年2月に決定されました。
その際、委員長が、基本原則については法令に明記することが望ましい、と発言したとのことです。2月10日の政府交渉では、それ以前から、内閣府の中で検討が進んでいたとのことでした)
阿部知子議員:原子力基本法に、原子力をがっちり推進、保護を書き込んだとき、将来をしばる。そのようにいつ決まったのか。
内閣府と資源エネ庁との面談資料が分厚いものが昨日でてきた。7月22日に、原子力基本法の改正がでている。
この資料からは、資源エネ庁主導で、原子力基本法の改正の検討を進めていったことがわかる。そして一方で、原子炉等規制法の改正も進めた。
阿部知子議員:2月20日に「原子力利用の基本的考え方」が示されて、それから2月28日の(原子力基本法の改正含めた束ね法の)閣議決定までごくわずか。どのように政治の場では検討されたのか。
(明確な回答なし)
田嶋議員:「原発を含むあらゆる選択肢」というのは、一見よさそうだが、そうではない。選択と集中も必要。あらゆる選択肢と原発を正当化すべきではない。
原子力基本法に福島原発事故の反省を書き込むのはよい。その他の部分は、原発を推進していく印籠になってしまう。
田嶋議員:更田前委員長は、次世代革新炉は直接処分を前提とした炉としている。再処理政策と矛盾する。どうするのか?
資源エネ庁:減容減量から全量再処理。軽水炉を通じてでてくる使用済み核燃料が前提。さまざまな革新炉の処理の技術を進めていく。
田嶋議員:さまざまな矛盾がある。日本が原発にのめりこんでいく。再エネが国際的に劇的に価格が下がっている。
西村大臣:エネルギーの安定供給に責任を持つという立場から、再エネも推進、原発も推進する。
コストからいうと、事業用太陽光11.2円 原発11.7円、実際にはバックアップなどもあるので、原子力より再エネが安いと一概にはいえない。
田嶋議員:政府試算で原子力11.7円-となっているが、なぜ上の数字がないのか。
西村大臣:再処理なども含めて、不透明なところがある。
田嶋議員:原発のコストは青天井ということ。安くても11.7円だが、何かあれば青天井。
田嶋議員:昨年フランスは56基の原発のうち30基は止まっていた。それによってエネルギー輸入国になった。それだけ脆弱。「あらゆる選択肢」として原発を残せば、日本にとっては最大のリスクになる。供給の安定性にはつながらない。
(以下略)
他の議員を含めて、衆議院TVで質疑を見ることができます。倍速にもできます。
2.#原発GX法の廃案を! 国会前連続行動に結集を!
4月13日(木)13:10~14:00 衆議院第二議員会館前
(※12:00-13:00の汚染水の海洋放出に反対するグローバルアクションの後です。)
4月18日(火)18:30~19:30 衆議院第二議員会館前
4月20日(木)18:30~19:30 衆議院第二議員会館前
4月21日(金)19:00~19:30 原子力規制委員会前(六本木一丁目)
4月25日(火)18:30~19:30 衆議院第二議員会館前
主催:原子力規制を監視する市民の会、国際環境NGO FoE Japan、原子力資料情報室、さようなら原発1000万人アクション、許すな!憲法改悪・市民連絡会
3.ツイッターアクション提案
衆議院経済産業委員会で4月14日(金)朝9:00から参考人質疑が行われます。
8:00~10:00を中心に、以下、何度でも、ぜひつぶやいてください!多少前後し
てもよいです。
#原発GX法の廃案を!
#原発GX法を廃案に!
#原発の運転期間延長に反対します
#原子力基本法の改悪に反対します
#原子力産業を手厚く保護するGXに反対します
例1)原発GX法は、原子力基本法に「国の責務」と称して、原子力産業に対する国の手厚い支援を盛り込みます。本日9:00から衆議院経済産業委員会で参考人質疑にご注目! #原発GX法の廃案を!
例2)福島第一原発事故は終わっていません。原発GX法は、運転期間の実質延長などの規制緩和を盛り込み、事故の教訓を蔑ろに。
本日9:00から衆議院経済産業委員会で参考人質疑にご注目!
#原発の運転期間延長に反対します