9月17日・18日も、引き続き、台風13号により発生した豪雨被害の現場確認などを行いました。
9月17日午前、小名浜上神白地区の太陽光発電施設下の法面崩落の現場へ伺いました。
9月9日朝の現場確認の時点で、台風13号による降雨の影響で法面亀裂が広がり始めている様子でしたので、近隣住民が行政に通報し、私も被害状況を関係機関に報告しておりました。
そのため、太陽光発電事業者側がフレコンバックを法面に積んで応急対応をしたようですが、9月15日夜の大雨警報時の降水で法面崩落がさらに進み、フレコンバックを押し流して道路敷に土砂が流入しました。災害対応にあたる消防団の詰所が道路奥にあることから、9月16日に、太陽光発電事業者側が土砂を撤去しました。
17日の時点でも、法面の亀裂部分から浸透した雨水が法面下部で溢れ出て路上に流出しておりました。
この場所は、山林の形状変更など無理な太陽光発電施設の建設により、近隣住民への土砂災害の危険性が指摘されてきました。この間、法面に亀裂が入り雨水が法面に入り込んで崩落が拡大していることから、東側の市道に面した民家側の法面崩落の可能性もあり、住民は不安を訴え、事業者と行政へ恒久的な対応を求めています。
また、9月18日午前、台風13号による豪雨被害の現地確認で遠野町に伺いました。
遠野町の市道の法面等の崩落は各所に及んでいます。水田の稲刈りも次の降雨前にと急ピッチで進められているところですが、水田の土手の崩落も各所にあります。また、田人町の市道の洗掘の現場は、二トントラックが入れず稲刈り用のコンバインが自走して奥山の水田に入るために必要なことから、早急な対応を求められました。さらに、遠野町滝地区の鮫川護岸工事現場では、工事中の護岸が被害を受けました。それぞれの現場で住民の方々の要望をお聞きしました。
引き続き、現場の状況を市などの関係機関に報告して対応を要請していきます。