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福島原発刑事訴訟支援団ニュース「青空」第17号を発行

 福島原発刑事訴訟支援団のニュース「青空」第17号が発行されました。
 9月13日、検察官役の指定弁護士から、東京高裁判決を鋭く批判した上告趣意書が最高裁に提出され、いよいよ最高裁での闘いのスタートです。
 最高裁での闘いに向けた呼びかけ、上告趣意書の解説などが掲載されています。
そのうち、「『高裁は重大な事実誤認、審理尽くさず』指定弁護士が上告趣意書!『最高裁は口頭弁論を開き、高裁判決を破棄するよう求める署名』を広げよう!を紹介します。
 全文は、支援団HPの下記リンクよりご覧ください。

【内容】
「高裁は重大な事実誤認、審理尽くさず」指定弁護士が上告趣意書!「最高裁は口頭弁論を開き、高裁判決を破棄するよう求める署名」を広げよう!:佐藤和良
東京高裁判決を鋭く批判した指定弁護士による上告趣意書:海渡雄一
支援団会員からのメッセージ
新刊『東電刑事裁判 問われない責任と原発回帰』
最高裁への署名にご協力ください!
2023東電刑事裁判 最高裁に向けて キックオフ集会!
事務局からのお知らせとお願い

「高裁は重大な事実誤認、審理尽くさず」指定弁護士が上告趣意書!「最高裁は口頭弁論を開き、高裁判決を破棄するよう求める署名」を広げよう!
                     佐藤 和良(福島原発刑事訴訟支援団団長)

福島原発刑事訴訟支援団のみなさま

いよいよ、最高裁判所での闘いの始まりです。検察官役の指定弁護士が9月13日、上告の理由を明示した上告趣意書を最高裁に提出しました。

今年1月の東京高裁の控訴審判決は、一審で十分立証された、双葉病院からの危機的な避難と被害者遺族の心情を全く無視し、原発事故の被害を考慮せず、原子力関連法令の趣旨・目的を踏まえず、必要な事故対策をしないことを免罪し、次の原発事故を準備する危険な論理に貫かれていました。

指定弁護士は、会見で、高裁判決は「著しく正義に反する判決に影響を及ぼすべき重大な事実誤認、審理不尽」「法例違反がある」と上告の趣旨を述べて、上告の理由について「結果回避可能性」、「被告人らの認識と刑事責任」、「予見可能性の判断において『現実的な可能性』があると認識することを要求した誤り」、「『長期評価』は、10m盤を超える津波が襲来することの具体的可能性を認識させる性質を備えた情報であったこと」を説明して、高裁判決の破棄を求めました。石田省三郎弁護士は「最高裁では、我々の主張が認められると確信している」と述べました。

福島第一原発事故は、人々の暮らしと人生を壊し、被害者・被災者は、現在もその苦しみの只中にいます。今も続く過酷な福島原発事故の被害に真摯に向き合い、原子力行政に忖度した不当な判決を覆すために、最高裁において、ぜひとも「口頭弁論を開き、高裁判決を破棄するよう」、全国から声をあげていきましょう。

全国の皆様に、緊急に「最高裁は口頭弁論を開き、高裁判決を破棄するよう求める署名」を呼びかけます。新刊本『東電刑事裁判 問われない責任と原発回帰』(編著:海渡雄一・大河陽子)を広め、汚染水の海洋放出を強行した、東京電力の無責任体制と誤った原子力政策にくさびを打ち込みましょう。みなさまのお力をお貸しください!

決意を新たに、最高裁に向けた闘いをスタートさせるため、10月1日東京、10月7日福島で「東電刑事裁判 最高裁に向けて キックオフ集会」を開きます。全国で緊急署名を広く集め、11月20日に最高裁に提出する、初めての最高裁要請行動を行います。ぜひ、みなさまのご参加をお願いいたします!(2023年9月16日)

🔴最高裁への署名にご協力ください!

最高裁第二小法廷あての署名を開始します。最高裁が福島原発事故の被害に真摯に向き合い、控訴審の不当判決を覆す判断をするよう署名を集めましょう!

署名締切:11月15日(水)
署名提出・最高裁前行動:11月20日(月)

署名用紙は以下からダウンロードしてお使いください。(近々、電子署名も始めます)

※最高裁前行動や集会を計画しております。詳細については改めてご案内いたします。

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by kazu1206k | 2023-09-28 22:09 | 脱原発 | Comments(0)

佐藤かずよし


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