11月20日、最高裁は口頭弁論を開け!最高裁前行動&逆転勝利をめざす集会が行われました。
小春日和の好天の中、午前10時から最高裁正門前での集会では、佐藤福島原発刑事訴訟支援団団長が挨拶、海渡弁護士が11月13日に提出した被害者産科代理人としての意見書の内容をスピーチしました。南門へ移動し、甫守弁護士、大河弁護士スピーチ、福島から3人の被災者がスピーチ、武藤福島原発告訴団団長が挨拶しました。
西門に移動して要請行動では、最高裁の訟廷管理官に対して、「最高裁は口頭弁論を開き、高裁判決を破棄するよう求める署名」7,784筆を提出しました。提出後、参加した弁護士の皆さんはじめ、福島や全国から参加した被害者、被災者が30分間にわたり、それぞれ思いの丈を訴え、裁判官に伝えるよう求めました。
午後は、弁護士会館クレオで集会が開かれ、刑事訴訟支援団団長の挨拶に続いて、弁護団から最高裁に提出した意見書の内容「・指定弁護士の上告趣意書の通り、高裁判決を破棄すべきこと・双葉病院で起きた悲劇を念頭に置くこと・草野耕一裁判官は審理から回避されるべき(弁護士時代の利益相反がある)こと・審理を大法廷に回付すべきこと」について、海渡・大河・甫守弁護士が解説し、河合弁護士が今後の方向性を提起しました。武藤告訴団団長が福島の現状報告が行い、科学ジャーナリストの添田孝史さんが「最高裁が問われていること」を講演した後、リレーアピールが行われ、被災者のほか、作家の渡辺一枝さんもアピールし、講談師の神田香織から寄せられたメッセージが代読されました。最後は、福島原発刑事訴訟支援団のテーマソング「真実は隠せない」を大合唱、最高裁での逆転勝利をめざして集会は閉会しました。
今後、公正な裁判を求め、東京電力と利害関係にある草野裁判官の回避を求めて、大きなうねりを作っていきます。