福島原発刑事訴訟支援団から、「第4次最高裁署名提出行動」&集会「元裁判官から見た東電刑事裁判の核心」のお知らせです。
東電福島第一原発事故の責任をめぐり、東京電力元経営陣3名が業務上過失致死傷罪に問われている東電刑事裁判(強制起訴事件)は、全員無罪とした判決が下されましたが、上告され、現在最高裁に係属中です。
私たちはこの不当判決の破棄と、本件は日本における最大の公害事件であることを鑑み、大法廷に回付して審理が行われるよう求めています。
そして、この刑事事件の係属部である最高裁第二小法廷の草野耕一裁判官は、東京電力と密接な利害関係のある西村あさひ法律事務所の代表を務めていたことがあり、私たちは草野裁判官にこの事件の審理から外れるように署名を呼び掛けています。
これらの署名を提出する最高裁前行動、及び、集会のご案内です。
4月25日(木)
<最高裁署名提出行動>
10:00~10:30 最高裁正門前 (千代田区隼町4-2)
<集会>
「司法の独立を問う! 第4次最高裁署名提出行動&元裁判官から見た東電刑事裁判の核心」
(会場) 弁護士会館 クレオBC (千代田区霞が関1-1-3)
13:00 開場
13:30 開会
弁護団報告
13:50 講演 樋口英明さん(元裁判官) 「司法権の独立と裁判官の責任」
14:50 質疑応答
15:00 閉会
*樋口英明さんプロフィール
1952年三重県生まれ。京都大学法学部卒業後、83年4月福岡地裁判事補任官(35期)。福井地裁の裁判長として2014年5月21日に大飯原発3,4号機の運転差し止め判決を、15年4月14日には高浜原発3,4号機の運転差し止めの仮処分決定を出した。17年8月に定年退官。著書『私が原発を止めた理由』『南海トラフ巨大地震でも原発は大丈夫と言う人々』(共に旬報社)映画『原発を止めた裁判長 そして原発をとめる農家たち』
■■福島原発刑事訴訟支援団■■
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