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イラク戦争は、人類のターニングポイント。中東の運命と我々の未来、米英占領のイラク報告を聞く

イラク戦争は、人類のターニングポイント。中東の運命と我々の未来、米英占領のイラク報告を聞く_e0068696_8181499.jpg15日、NPO Peace On 代表の相澤恭行さんを囲む「ぴーすとーく 」が中央台公民館でありました。私も会員になっている「ぴーすくらぶ」の主催です。
相澤さんは、イラク戦争に自分のいのちと体を張って反対する国際的な非暴力抵抗運動だった「人間の盾」に参加した一人です。これまでにも何度となく、命の危険にさらされながら、イラクの人々との民衆レベルの連帯を目指してイラク現地に入り、医薬品の提供や障がいを持つ子供たちの送迎用バスの提供などの支援活動を現地スタッフと一緒に行ってきました。
しかし、米英をはじめ日本の自衛隊などの外国軍隊の占領の長期化と宗教対立を煽る内戦の激化などの暴力によって、これまで通りの活動が困難になりました。
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昨年、イラク現地入りが困難なために、相澤さんは以前から交流していたイラクの芸術家を日本に招き、銀座や広島など日本各地でイラク美術展や交流会を開きました。
そのひとりハニ・デラ・アリさんは、メソポタミア文明を生んだチグリス川・ユーフラテス川や古代遺跡の文様などの文化と伝統を活かすイラク芸術家協会のアーティスト。埼玉の丸木美術館を訪問して丸木夫妻の「原爆の図」に対面。ハニさんは、「みなさんも原爆の被害にあった民族として、私たちと同じような苦しみや経験をしてきていると思います」「絵を見て初めて涙を流した」と語っていたそうです。
ハニさんは、次のように言っています。
「今のイラク、特にファルージャやラマディで起こっていることは、イラクの人々・文化・歴史に対する侮辱だと、私たちは見ています。このような侮辱・占領に、私たちは絶対に沈黙してはいけません。絶対に最後まで闘うと決めています」
相澤さんは、人間の社会的なつながりが破壊されたイラクのなかで、現地スタッフとして活動してきたサラマッドさんが「自衛隊の存在が、米英の占領を正当化している。自衛隊が撤退し、アメリカを孤立化させてほしい」と訴えていることを紹介し、「イラク戦争は、人類のターニングポイントになる可能性がある。中東の運命が我々の未来を決める。イラクのことを忘れないで。決してあきらめないで」と訴えました。
by kazu1206k | 2006-04-16 09:23 | 平和 | Comments(0)

佐藤かずよし


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