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一般質問の報告1ー河川改良等の促進、太陽光発電の適切な導入と管理

 6月10日に行いました、いわき市議会6月定例会の一般質問の詳細を3回に分けてご報告いたします。
 第1回は、「いのちを守る、災害に強いまちづくりについて」です。

 1 いのちを守る、災害に強いまちづくりについて(第1回)
 (1)河川改良等の促進について
 (2)太陽光発電の適切な導入と管理について

 2 いのちを守る、子育て環境の整備について(第2回)
 (1)放課後児童クラブの受け皿整備について

 3 いのちを守る、障がい者福祉の充実について(第2回)
 (1)災害対策について
 (2)福祉人材の確保について
 
 4 いわき市の再生と地域課題の解決について(第3回)
 (1)地域公共交通について
 (2)個別施設計画の策定と小名浜地区の公共施設の再編について

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35番、創世会の佐藤和良です。
通告順に従い一般質問を行います。

大きな第一点、いのちを守る、災害に強いまちづくりについて、です。

1点目は、河川改良等の促進について、です。

本市は、夏井川・鮫川・藤原川の3水系について、河川改修等のハード整備や避難・水防等のソフト施策を示した「流域治水プロジェクト」のもと、令和元年東日本台風及び令和5年第13号台風などの激甚な水害を踏まえ、水害の防止・軽減に向けた取り組みを推進しています。

まず、本市における河川改良の現状について、夏井川・鮫川・藤原川の3水系の流域治水協議会の設置により流域治水プロジェクトのもと、緊急重点河川改良事業、緊急重点河川等堆積土砂撤去事業、河川洪水ハザードマップ整備事業を進めていますが、それぞれの事業の進捗状況を踏まえて、令和6年度以降の事業推進にどう取り組むのか、お尋ねします。
 —答弁(土木部長)
 「緊急重点河川改良事業」については、本年度は、紅葉川外16河川において、護岸の整備等による河川堤防の強化を実施予定です。
 また、「緊急重点河川等堆積土砂撤去事業」については、本年度は、横手川外18河川において、流下能力を確保するために、河川内に堆積した土砂の撤去を実施予定です。
 さらに、「河川洪水ハザードマップ整備事業」は、洪水発生時における迅速かつ的確な避難や、防災意識の啓発を目的に実施するものであり、本年度は、すでに公表した新川上流部、宮川、高野川に続き、神白川外8河川において、公表を予定しています。
 これらの事業については今後も継続的に取り組むこととしておりますが、事業の着実な推進には国からの財源が必要となります。
 市といたしましては引き続き、あらゆる機会をとらえ、財源確保に向けた要望を行いながら、事業の着実な推進に努めます。

次に、宮川の氾濫防止策について、令和5年第13号台風被災時、宮川では、堤防の嵩上げ工事を実施していましたが、勝手橋も含む橋自体は嵩上げされず、路面を超える水位となり橋付近から溢水が発生しました。対策として、排水路の拡幅、排水ポンプの設置、河川の浚渫、河川堤防の増強、遊水池・調整池等の設置、勝手橋の撤去などが指摘されていますが、河川の断面積確保にむけ土地買収も含めて、氾濫防止策をどう実施するのか、お尋ねします。
 —答弁(土木部長)
 宮川における浸水対策については、県・市・学識経験者等で構成される「新川・宮川浸水対策検討会」において、ハード・ソフト対策をー体的に検討してきました。
 6月5日に行われた第4回検討会では、各種浸水対策と事業化に向けたロードマップを確認しました。
 このうち、河川の氾濫防止策については、学識経験者等からの助言・提案をもとに、河川断面確保のための河床掘削や河道拡幅に加え、貯留施設の設置などー定の方向性が示されました。
 今後、県では、現地測量や詳細設計を実施し、地域住民などの意見を踏まえながら、具体的な河道計画・設計を行い、最適な整備計画を作成することとしています。

次に、新川の堆砂除去について、令和元年東日本台風以降、順次実施されていますが、市民要望を踏まえて、今後の計画も含め、どのように進めるのか、お尋ねします。
 —答弁(土木部長)
 新川の堆砂除去については、河川管理者である県において、堆砂状況や要望を踏まえ、実施しているところです。
 近年の実績で申しますと、令和元年東日本台風の被害を受け、平南白土地内から内郷白水町地内までの約8kmにおいて実施してきました。昨年度は、平南白土地内の他、内郷御厩町地内から内郷白水町地内の約5.2kmにおいて実施しました。
 本年度は、平北白土地内の約1kmにおいて、実施することとしており、次年度以降は、平蔵前地内を実施する予定としております。

次に、矢田川の堤体工事について、福島県は令和5年度において一部の天端舗装と嵩上げ工事並びに嵩上げ後の防草シート工事を実施しましたが、その後の大雨により堤体法面の一部が洗堀され、住民から対応して欲しいとの声が上がっています。令和6年度の工事も含めて、今後どのように対応するのか、お尋ねします。
 —答弁(土木部長)
 河川管理者である県では、令和5年度までに小名浜林城地内から鹿島町米田地内までの約2.2kmにおいて、矢田川の堤防補強工事を実施しました。
 このうち、鹿島町久保地内から鹿島町米田地内までの約1.4kmの堤体法面のー部において、降雨による洗堀が生じたことから、ブルーシート等による応急的な対応を行ったところです。
 本年度は、鹿島町久保地内の区間、約0.7kmにおいて、法面の復旧及び防草シートの設置工事を行う予定としています。
 また、残る鹿島町米田地内の区間、約0.7kmにおいては、次年度以降に防草シートの設置工事を行う予定としています。

次に、神白川や宝珠院川など県が管理する2級河川と市が管理する準用河川や普通河川にまたがる箇所の堆砂除去について、これまでの対応も含めて、本市として住民の要望にこたえ、今後どう対応するのか、お尋ねします。
 —答弁(土木部長)
 河川の堆砂除去にっいては、河川管理者が実施しており、ニ級河川にっいては県が、準用河川や普通河川にっいては、市が実施しています。
 なお、管理区域をまたいで堆積している土砂の除去にいては、これまで、県と市が情報共有しながら、今後においても、堆砂状況や地区からの要望を踏まえ、県と連携しながら、河川断面を著しく阻害している箇所から優先的に堆砂除去を行っていきます。

異常気象が続く中で、今年も梅雨以降の出水期に少しでも水害を防止・軽減するために、継続した河川改良等の促進を要望して次に移ります。

2点目は、太陽光発電の適切な導入と管理について、です。

令和元年東日本台風及び令和5年第13号台風などによる豪雨により、市内各地で太陽光発電施設の設置に伴う災害が発生しています。さらに、遠野町において実施想定区域の面積が約142.1haとなるスーパーメガソーラー発電事業の計画が進んでいます。

まず、太陽光発電施設の設置に伴う災害の実態について、昨年の台風第13号による豪雨災害はじめ近年の自然災害の激甚化により、小名浜上神白地区の太陽光発電施設下の法面崩落はじめ、市内各地で太陽光発電施設の設置に伴う災害が発生していますが、本市における災害の実態を、本市はどう把握しているか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 太陽光発電設備に関する災害の発生状況については、関係各課で構成する「太陽光発電施設の適正導入に向けた庁内連絡調整会議」を設置し、情報の共有及び連携を図っています。
 令和5年度の台風第13号の事案については、太陽光発電施設の周辺で発生した土砂流出等の状況について現地を確認しました。
 その結果を踏まえ、庁内連絡調整会議で関係法令に基づく指導の要否を確認し、電気事業法を所管する国に対して、情報提供を行いました。

次に、(仮称)いわき太陽光発電事業について、主たる事務所が沖縄県那覇市に所在するCES いわき太陽光発電所合同会社により出力94,160kWの太陽電池発電所設置事業が、本市の遠野町に計画されていますが、発電所の出力、電池の単機出力、電池の予定数量、実施想定区域及びその面積など事業の概要はどのようなものか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 当該事業計画は、遠野町入遠野地区の旧牧場跡地で、太陽光発電を行うものです。
 その概要は、約142haの敷地に、単機出力650Wの太陽電池を25万3,440枚設置し、最大出カ9万4, I60kwの発電を行うものです。環境影響評価法に基づき国が審査する事業となります。
 なお、その手続きは、概ね4段階あり、第2段階となる「方法書」の公告・縦覧を終え、現在、第3段階となる「準備書」の作成が進められています。

次に、(仮称)いわき太陽光発電事業の環境影響評価手続きに対するこれまでの本市の対応について、本市の環境影響評価方法書に対する意見も含めて、本市は、これまでどのように対応してきたのか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 市は、環境影響評価手続きの第I段階となる「配慮書」に対し、全体的な事項として、説明会の開催や住民からの意見・要望に誠実に対応し、理解を醸成するよう意見しました。
 また、個別事項として、土砂災害の未然防止や濁水の流出防止、動植物や生態系の適切な調査、廃棄物の適正処理などについて意見しました。
 その後の第2段階となる「方法書」に対しては、配慮書の意見を基本とし、雨水排水対策や土砂災害、土石流、浸水等の発生にかかる影響について検討し、「準備書」で明示することを主な意見としています。

次に、(仮称)いわき太陽光発電事業の環境影響評価方法書に対する福島県知事の意見について、令和3年度より環境影響評価手続きが始まり、現在、環境影響評価方法書まで進んでいますが、方法書についての総括的事項や水環境、地形・地盤、動植物・生態系、景観・人と自然との触れあい活動の場、廃棄物などの個別事項を含めて、福島県知事の意見は、どのようなものか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 県は、当該事業の環境影響評価「方法書」に対し、令和4年10月18日、本市の意見を基に県の意見を加えた知事意見を国に提出しました。
この知事意見において、県は、予測の不確実性が大きい事項について、発電事業の開始後も、継続調査を検討し、「準備書」に調査方法を記載する旨を追記しています。

次に、(仮称)いわき太陽光発電事業の環境影響評価手続きへの今後の対応について、今後準備書の段階に入りますが、事業者による住民説明会の開催など今後の見通しはどうか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 当該事業に関する住民説明会は、環境影響評価の「方法書」の公告後となる令和4年5月に、遠野町で2回、事業区域に隣接する三和町で1回実施され、合計I0名が参加しています。
 その際、参加者からは、主に、大規模な土地造成等に伴う土砂災害への懸念が示されました。
それに対し、事業者からは、今後の現地調査で地形や地質などを十分に把握し、災害の防止に必要な措置を講じる、と回答しています。
 今後の住民説明会は、第3段階となる「準備書」の作成・公告後に開催されます。
 そのほか、電気の固定価格買取制度などの認定を受ける場合には、環境影響評価の最終段階となる「評価書」の公告後に、再エネ特措法に基づく住民説明会の開催が義務付けられています。

次に、超大規模な土地の形質変更について、本事業の実施想定区域の面積は、約142.1haとされ、実施に当たって超大規模な土地の形質変更となることから、大規模な環境負荷が想定されます。対象区域は、「いわき市水道水源保護条例」に基づく水道水源保護地域に指定され、三大明神風力発電事業実施区域などとも接続しており、土砂災害発生・濁水発生、土石流、浸水等の発生などの土砂災害等を誘発するなど環境保全上、由々しき事態も想定されることから、本市として、環境を保全し市民生活を守る観点から、本事業には慎重に対応すべきではないか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 土砂災害の未然防止に係る地盤の調査や、雨水排水対策などの具体的事項については、次の第3段階となる「準備書」に記載されます。
 市としては、今後示される「準備書」の内容を十分に確認した上で、災害発生の未然防止対策など、追加的な対応が必要な場合には、県に意見するなど適切に対応していきます。

次に、本議会の「再生可能エネルギー発電施設の適正な導入及び管理に関する提言書」を受けての本市の対応について、4月30日、本議会として市長に提言書を提出し、住民説明会の義務化、施設の修繕・撤去費用の積立ての義務化、地区住民、事業者及び市による三者協定締結の義務化、罰則の設定を骨子とする条例の制定を求めましたが、これを受けて本市は、太陽光発電施設の設置に伴う災害の防止を踏まえ、スケジュールなどを含め、条例制定をどう進めるのか、お尋ねします。
 —答弁(生活環境部長)
 条例の制定については、本年4月に改正された再エネ特措法に基づくFIT 認定制度の変更点や他の自治体における独自規制の状況などについて調査していきます。
 さらに、条例の中身として、再エネ発電事業に関する情報の把握や、適切な管理・運営の検証、事故発生時の行政指導などについて、検討します。
 それらに基づき市議会からの提言の趣旨も踏まえ、再エネ発電事業と地域の共生に資する「新たな仕組み」の構築に努めていきます。
 スケジュールについては、環境審議会やパブリックコメントなど必要な手続きを行った上で、来年度の早い時期での制定を目指します。

●再質問 
大いにですね、市民の意見を聞いていただいて、議会としてせっかく取りまとめた中身になっておりますので、是非とも、早急な制定に向けた取り組みをお願いしたいなと思います。市長何かコメントございましたら。
 —答弁(市長)
佐藤 和良 議員の再質問にお答えいたします。
ご指摘の通りで、他の自治体の事例やですね、最近改正になりました再エネ特措法の規定もございますし、また、様々な環境面への配慮ということで、きちんと情報提供とか住民対話ということで、極めて重要な提言をいただいたと承っておりますので、しっかりと速やかに条例化できるように取り組んでいきます。

どうぞよろしくお願いいたします。
市内各地で、太陽光発電施設の設置に伴う災害が発生しております。
遠野町のスーパーメガソーラー発電事業計画が進行しておりますので、施設の適正な導入が実現されるよう、本市として効果的に対応することを改めて要望して、次に移ります。
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by kazu1206k | 2024-06-11 20:07 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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