人気ブログランキング | 話題のタグを見る

かずよし七夕タウンミーティング開く

 7月7日午後、猛暑の中、「かずよし七夕タウンミーティング」が鹿島公民館大講堂で開かれました。
 「子育て・教育・医療そして、環境汚染。私たちの暮らすいわきがどうなるのか。みんなで一緒に考え」、七夕にちなみ、「みんなの願いをつなげよう。これまでのいわき、これからのいわき!!」と短冊にそれぞれの想いや願いを書いて、笹竹に飾りました。
 
 主催した佐藤かずよしサポーターズ コスモスの会の中島考子会長のご挨拶に続き、はじめに、「かずよしの議会レポート」。6月定例会のかずよしの一般質問のポイントとして、
 「いのちを守る、災害に強いまちづくり」では、水害の防止・軽減に向けた河川改良等の本年度の事業を紹介、豪雨により太陽光発電施設の設置に伴う災害が発生する中、遠野町入遠野地区の旧牧場跡地に計画され環境アセス手続き中の約142haのスーパーメガソーラー発電事業について、超大規模な土地の形質変更による土砂災害等を誘発する恐れに対し、環境保全と市民生活を守るため市に慎重な対応を求めていること。
 「いのちを守る、子育て環境の整備、障がい者福祉の充実」では、放課後児童クラブの支援員の確保と処遇の改善、障がい者福祉の充実に向けて、福祉避難所に指定された通所施設に対する必要な設備の配置や担い手不足の一因である低賃金問題の改善のため、本市事業の移動支援等の委託料の引き上げの実現などを求めたこと。
 「いわき市の再生と地域課題の解決」では、地域公共交通については、4月の路線バスのダイヤ改正による系統運行の廃止や減便が、移動手段をバスに頼る市民の生活に大きく影響し、悲鳴と共に改善を求める声が上がっていることから、路線バスの運行の維持、タクシーの活用などの代替交通の確保を求めたこと。個別施設計画の策定と小名浜地区の公共施設再編計画については、いわき市公共施設等総合管理計画に基づく個別施設計画を策定、個々の施設のあり方を市民と共有して、今後の方向性について市民対話を実施すること、などを報告しました。

 市民からのスピーチ・トークセッションは、「子育てと子どもたちの安全・安心」「人にやさしいまちづくり」がテーマ。
 織田千代さんのコーディネイトで、まず、21年間幼児教育の現場で子どもたちを育んできた、佐原久美子さんのスピーチ。震災と原発事故で「大事なことは砂場から始まる」という実践ができない時期を経て、コロナ禍では表情を見せられない困難な状況が続いたこと、少子化の中で幼稚園の定員割れが2〜3年続き、子どもたちを取り巻く環境が大きく変化してきたこと、お母さんの生きづらさ、家庭の孤立の中で、子どもたちの現状があり、行政への働きかけが重要であると話しました。
 続いて、焼き菓子屋さんを営んでいる、長岡裕子さんがスピーチ。常磐湯本駅前の再開発で色々なことがわかってきた。「オシャレなカフェ」が幾つできても、風通しのいい公園がいい。「公共」ということを再度考えさせられた。反省している。店の前のベンチとゴミ箱が撤去された。経済力がないとスポーツも健康も維持できない。格差が広がっている。「公共」が減らされれば、人に優しい町でなくなってしまうと話しました。
 トークセッションで、佐原さんは、子どもたちの生きる力、経験値がコロナ等で足りていない。子どもたちの現状は、車が来ても立ち尽くしてしまう、身体能力。行政に対して言いたいことの一例として、三崎公園に、サッといって遊ぶにも申請が必要だが、行政の柔軟性も必要。三崎公園の書類も20年前はなかった。ペーパレスと言いながら提出書類が多くなっていると話し、長岡さんは、子どもたち自体が「公共」ではないか。全国的にゴミ箱が撤去されている。道徳感もあるが監視の面もある。「市民力」をつけるという点では、常磐の御幸山公園の温浴施設整備の問題でも、公的な記録を残すことが大事で、一軒一軒の人と話をしていると話し、セッションが続きました。
 それぞれのお話を通じて、今、いわき市で問題になっていることが浮き彫りになり、参加者の皆さんと共有することで、未来のいわきへ向けた、市民の新しい提案へとつながる場になりました。
 お二人のゲストはじめ、参加した皆さん、主催した佐藤かずよしサポーターズ コスモスの会の皆さん、ありがとうございました。暑い中、お疲れ様でした。

かずよし七夕タウンミーティング開く_e0068696_19501144.png


かずよし七夕タウンミーティング開く_e0068696_19503043.png














by kazu1206k | 2024-07-08 20:00 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


by kazu1206k