福島原発刑事訴訟支援団は、12月19日、東電元経営陣の刑事責任を追及する第10回最高裁行動を行います。
東京電力福島第一原発事故の刑事責任について、東京電力元経営陣3名が業務上過失致死傷罪に問われている東電刑事裁判(強制起訴事件)は、一審、二審の「全員無罪」判決に対し、検察官役の指定弁護士が昨年1月最高裁に上告し、現在、第二小法廷に係属中です。
福島原発刑事訴訟支援団は、毎月、口頭弁論を開いて無罪判決を破棄するよう最高裁前で訴え、第二小法廷の草野耕一裁判官が、東京電力と密接な利害関係のある西村あさひ法律事務所の元代表のため、公正な審理を求め、草野裁判官に審理から外れるべきと署名を提出してきました。
福島第一原発事故は、多くの人々の生活、人生を壊し、事故から13年9ヶ月を経過しても国土を失わせたままの未曽有の事故です。被害者遺族と福島第一原発事故で命と生活を奪われた被害者・遺族のみなさんに恥じない公正・厳正な審理がなされるよう、今回も最高裁に多くの声を届けましょう。
第10回「最高裁は口頭弁論を開け! 東電元経営陣の刑事責任を問う集会」のお知らせ
東電元経営陣の刑事責任を追及する第10回の最高裁行動を12月19日(木)に行います。
最高裁に『東電と密接な関係のある最高裁・草野耕一裁判官に「東電刑事裁判」の審理を回避するよう求める署名』を提出し、午後からは、島崎邦彦さん (元原子力規制委員会委員長代理、元地震調査委員会委員 長期評価部会会長、元日本地震学会会長)を講師にお迎えし、集会を行います。
「きちんと対策すれば、福島原発事故は防げ、多くの人たちが助かった。
しかし、東京電力と国は対策をとらなかった。
いったい何があったのか?なぜそうなったのか?」
(『3・11大津波の対策を邪魔した男たち』より)
内部から大津波を警告した地震学者の告発を聞いて下さい。
⚫️日時:2024年12月19日(木)
【最高裁署名提出行動】10:00~10:30
場所:最高裁前正門
【集会】13:30~15:30 会場:全国町村会館 ホール
(東京都千代田区永田町1-11-35)
13:00 開場
13:30 開会
福島原発刑事訴訟支援団弁護団からの報告:海渡雄一弁護士
講演:島崎邦彦さん
『「長期評価」の見解の科学的信頼性と津波対策、原判決の誤りをただす』
(ご著書 『3・11大津波の対策を邪魔した男たち』など多数)
質疑応答
歌『真実は隠せない』
15:30 閉会