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政策福祉常任委員会の行政視察1ー豊中市、公共施設の包括管理業務委託について

 令和6年度のいわき市議会政策総務の常任委員会の行政視察が1月21日、22日の両日実施されました。
 1月21日は、大阪府豊中市に伺い、「公共施設の包括管理業務委託について」をテーマに視察。
 大阪北摂地区、人口40万人のベッドタウンである、豊中市包括施設管理業務委託は、市が保有する公共施設に係る保守管理業務を包括的に委託し、保守管理の質の向上、業務の効率化及びコスト削減を図ることにより、今後の持続可能な公共施設の管理運営につなげることを目的にしております。
 「規模の大きさ」と市内事業者活用、小中学校やその他の施設まとめて149施設を一気に対象としてスタートし、市内の業者へ、たくさん発注し雇用を促進しているのが特色と聞きました。
 いわき市でも、公共施設等の維持管理に関する水準の向上や事務の効率化等を目的として、施設の保守・点検や修繕等の施設管理に共通する業務を包括的に委託する「包括施設管理業務委託」の導入を検討しているため、先進事例の現状と課題を調査したものです。

 豊中市財務部資産管理課の課長さんはじめ、主管、課長補佐ら4名の方から丁寧な説明を受け、事前質問への回答と質疑応答を行いました。

・説明の概要

1、包括施設管理について
 ・業務効率化と施設管理の質の向上を図る目的。市に保有の施設設備の保守管理の業務を包括的に委託すること
 ・令和3年スタート。149施設。4年6か月の契約。

2、保守・点検業務の流れ
 ・市施設管理課から包括センターへ、そこから業者、メーカーへ発注。

3、修繕業務の流れ
 ・課題ー修繕依頼から完了まで時間を要するとの意見が多かった。
    ー内容、金額が一定のものは直接発注に、変更改善。
 ・緊急時の対応

4、事前質問への回答

①委託開始初期段階で課題になったことや事業を進捗していく上で注意しなければらい点は。
 ー施設責任者としての意識低下。→毎年度、施設長や担当者に1時間程度の説明会を実施。

②委託業者から年度途中に委託料の引き上げを求めれたことはあるか。ある時は、その対応は。
 →契約後のひきあげはみとめられない。最賃引き上げ分は可能。

③包括施設管理について注意しなければこと、委託先のとコミュニケーションをどように情報伝達や意思疎通図っていくのか。
 →市内業者への説明会。市所管課の担当者の検討委員会1年前から立ち上げ。

④緊急時または大規模、複合災害地震水その他が同襲来し場合はどのようなプロセスでバックアを行っていくか。
 →24時間365日対応のコールセンターの設置。

⑤豊中市公共施設等総合管理計画における「市民ニーズや地域課題をしっかり把握」は、どのようにしたか。
 →市民アンケートやパブコメの実施。

⑥受益者負担の適正化、値上げの予想や状況は。
 →原則4年毎に現行使用料の評価検証、令和5年度から値上げ。

⑦文教施設の維持管理において、包括的民間委託とったノウハウの活用について、地元企業をどう考えるか。
 →プロポーザル実施要領の参加資格で、市内業者を現行水準と同等以上の条件で活用するものとの条件。


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by kazu1206k | 2025-01-21 22:31 | 議会 | Comments(0)

佐藤かずよし


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