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原発事故被害は今どうなっているの?原発事故被害者の救済を求める全国ネットワークが集会

 1月26日午後、福島県郡山市のミューカルがくと館で「原発事故被害者の救済を求める全国ネットワーク集会:原発事故被害は今どうなっているの?」が、会場とオンラインとのハイブリッドで開催されました。
 2011年3月の福島第一原発事故から14年。福島原発事故の今を知り、考え、ともに語りましょう!との呼びかけに応えて、会場とオンライン合わせて150人を超す市民が参加しました。
 原発事故被害者の救済を求める全国ネットワークは、2013年に、被災当事者団体や全国の生協、市民団体などにより結成された原発事故被害者の救済を求める全国運動実行委員会が前身です。全国運動実行委員会による、原発事故こども被災者支援法の実現に向けた全国署名や国会請願、各種集会などの活動を継承して、現在、全国ネットワークでつながっています。
 集会は、佐藤和良原発震災センター共同代表の開会挨拶に始まり、7人のスピーカーがそれぞれのテーマで福島原発事故と被害の現状、実態を伝える報告を行いました。
 閉会あいさつで、宇野朗子(避難の権利を求める全国避難者の会)さんは、「被曝を避ける。私たちは犠牲にならない。未来を犠牲にしない。」と原発事故の被害が続く中で、被害者、被災者が繋がっていくことの大切さを訴えました。

*報告発言メモ

 ・問われぬ原発事故の責任…武藤類子(ひだんれん共同代表)さん
   ー誰にどんな責任があるのか。
   ー福島原発事故関係訴訟は70を超す。民事損害賠償訴訟で、22年6.17最高裁判決。
    避難者住宅追い出し裁判、自分たちが福島県を訴える裁判も。子ども脱被曝裁判。東電刑事裁判。
    私たちは「呆れ果てても諦めない」。

 ・廃炉は今どうなっている?…まさのあつこ(ジャーナリスト)さん
   ー誰が廃炉の責任者?船頭多くして船山に登る状態。
   ー中長期ロードマップの第3期?IRID、NDFの仕事。 
    燃料デブリの試験的取り出し:JAEAの性状分析。
    規制委員会:汚染水の海洋投棄の継続。
    トリチウム以外の29核種が実施計画で測定義務。
   ー2024年の事故頻発:
   ー廃炉というより事故処理。ロードマップ、廃炉の順序の見直し必要。

 ・汚染土のゆくえ…和田央子(放射能拡散に反対する会)さん
   ー減溶化濃縮で70億トン。
   ー焼成による生成物の再利用資材化。
   ー放射性物質の集中管理が原則。
   ー被ばく線量・影響の過小評価。
   ー「復興再生利用」に法的根拠はない。反対を封じるため。
   ー住民の声を聞かず、環境省が一方的に決めている。
   
 ・飯舘村の現状…伊藤延由(飯舘村在住)さん
   ー原発事故の復興はない。あるとすれば300年の時間薬。飯館村は84%が未除染。
   ー除染したから大丈夫というものではない。除染前より濃度数値が上がった。自然の恵みが300年失われた。
   ー初期被曝。

 ・原発事故の避難と住まいの権利…吉田千亜(ジャーナリスト)さん
   ー原発事故の避難者数は実態を表していない。生活状況がわからない数字。
   ー少なくとも5万人、7万人ともいわれる。
   ー住宅支援、災害救助法で対応しきれない現実。能登半島地震でも。
   ー2017年借上住宅支援の打切り。約12,000世帯。
   ー追い出し裁判。社会的虐待。公営住宅法の32条、2倍の損害請求額。
   ー国連人権特別報告者。「国内避難民」。
   ー国内人権委員会、世界120ヵ国にあって日本にない。「人権レベルが国のレベル」

 ・続く保養の役割…矢野恵理子(福島ぽかぽかプロジェクト)さん
   ー保養プログラムが生まれた背景。20msv/h基準の問題から
   ー文科省予算約3600万円。福島県の子供たちを対象とする自然体験・交流活動支援事業。
   ー保養実施団体の調査。107団体、九千人の参加。
   ー浜通りに新たに移住した子どもたちとその家族。

 ・ディスカッション、質疑
   ー武藤:東電刑事裁判、原子力行政に忖度した裁判判決。
   ー政野:燃料デブリ試験的取り出しで廃炉中長期ロードマップ第3期のおかしさ。
   ー和田:「復興再生利用」の表現、反対しにくくさせる。
   ー伊藤:汚染土の再生利用、世紀を超えた愚策。国は被曝のリスクを一切語らない。
       市民が低線量被曝のリスクを学ぶこと。
   ー吉田:そもそも原発事故の災害想定が物凄く小さかった事。
       県職員、そもそもオペレーションがなかった。何も改善されていない。
       「事故は安全です」と言いたい政府。人の尊厳を軽んじる。
   ー矢野:事故当時生まれた子どもが小2。子どもたちには事故は歴史。
       子どもたちが何を怖がったらいいのか。口に出すと、「風評加害者」。

    ※質疑応答
   ー新住民に汚染地帯のことどう話す。
    飯館村:村外から220名入った。子育て支援、無償の拡大。
        20ミリ、3.8マイクロ/以下ならいいという国。
    
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by kazu1206k | 2025-01-28 20:19 | 脱原発 | Comments(0)