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どうする!事故収束作業の法令違反、放射性廃棄物、再開第85回東電交渉

 7月23日午後、脱原発福島ネットワークなど福島県内の脱原発10団体による、再開第85回東電交渉が、いわき市で行われました。
 今回の内容は、2024年11月14日提出「2号機燃料デブリ試験的取り出し及び廃炉「2051年完了」見直しについての要請書」への東電回答に対する質疑の4回目です。
 以下に、概要を報告します。

1、24年11月14日提出「2号機燃料デブリ試験的取り出し及び廃炉「2051年完了」見直しについての要請書」への東電回答に対する質疑

⚫️今回も6項目の要請項目のうち、③の追加質問及び④〜⑥ の3項目です。
 ① 2号機の燃料デブリの試験的取り出しの採取物の性状を早期に公表すること。
 ② 燃料デブリ取り出し工法の設計検討状況と880t取り出しの有無を明らかすること。
 ③ 作業員の被ばく低減、被ばく事故リスク低減のため、燃料デブリ取り出しを拙速に行わず、安全貯蔵期間を設けること。
 ④ 廃止措置における建屋及び放射性廃棄物の扱い、廃止措置後の姿を明らかすること。
 ⑤ 廃止措置費用の準備状況及び8兆円を超える費用負担の財源を明らかすること。
 ⑥  廃炉「2051年完了」とする「中長期ロードマップ」を抜本的に見直すこと。


③ 作業員の被ばく低減、被ばく事故リスク低減のため、燃料デブリ取り出しを拙速に行わず、安全貯蔵期間を設けること。

[市民]福島労働局の監督下で、法令違反が半分以上で起きている。令和5年、第一原発関連事業所の法令違反、292事業所中が70事業所あった。どう見ているか。
[東電]:令和6年1月〜12月のデータが、福島労働局から出ているので含めて回答する。今回示された監督指導書では違反率23.2%。事業所数319に対して違反事業所74。令和5年は、24%の違反率。令和5〜6年で20%を超える違反率となっている。2割強の違反を真摯に受け止める。引き続き労働条件や安全衛生の遵守に向けて指導していく。
 主に、次の事項違反。安全衛生関係では、放射線量の確認記録、作業主任者の氏名等の周知、ガス等の容器取扱、開口部での作業取扱。健康管理関係では、各種健康診断の報告、医師による面接指導にかかる労働時間の把握。労務管理関係では、就業規則の作成届出、割増賃金の支払い、年休などになっている。
 弊社では、適正な労務形態の確保に向け、労働局と連携し、具体的な違反事例を示し、定期的な講習会開催に続き、富岡署に作成いただいた動画講習会を開催し、元請け、協力企業さまに就労形態の適正化など改善、また安全推進協議会を通じての指導、協力会社が行う各種教育などへの協力などにより、安全ルールの徹底に努めている。
 当社としては、これまでも労働条件や安全衛生に関わる法令遵守に取り組んできており、今後も協力企業と密接に連携しながら作業員の理解を深め、適正な労働条件のもと、作業員の皆さまが安心して現場作業に従事いただけるよう努めていく所存。
[市民]定期的な講習会などは、年間どのくらいやっているのか。
[東電]:動画講習会は、昨年度340人が参加、動画確認は年1回。安全推進協議会は月2回、放射線関係は月2回連絡会。現場パトロールも実施。
[市民]法令違反情報を発注者と共有しないのはなぜか。
[東電]:次回回答。
[市民]何をやったか結果の事例を示して欲しい。KYは前からやっていた、現実に役立たないものでは・・・KYで改善したことは。
[東電]:昨年実施の作業点検1,000件。7割で作業手順見直し。防護措置を強化したものは作業関係の安全強化に向け、当社と協力企業の話し合いで出た小さな気づきや安全作業の改善を含め、関係者全員がリスクを認識するよう取り組んだ結果、事例として、汚染防止のため作業手順ごとにゴム手袋を交換することを作業要領書に反映。資機材に汚染があることに気づき、一旦立ち止まり、改めて事業検討会を行い、装備変更を行い改善した。
[市民]2024年6月20日「作業点検の結果」の内容は。 
[東電]:次回説明。
[市民]アンケートを踏まえた改善策は東電社内でどう協議され、具体的に改善をどう実施しているのか。
[市民]その計画から改善実行のシステムについては。
[東電]:アンケートは、プロジェクトマネジメント室で取りまとめ、労働改善の関係部署が窓口となり、窓口を中心に意見要望の取りまとめや改善の進捗など、意見元への報告を行なっている。要望については、建物や空調などの設備ごと。または食堂や休憩所等の運用管理ごとに、発電所内の主管部が主体となり、改善の検討、計画の実施に取り組んでいる。尚、取り組みの進捗管理については、安全推進協議会に報告するとともに、構内のデジタルサイネージに定期的に掲示し作業員に知らせている。
[市民]改善実行はどの程度か。
[東電]:次回回答。 
[市民]エコーボックスについて、年間事例数、詳しく。
[東電]:2024年のエコー件数は約180件。作業改善要望やマナーに関する意見。主管部門がそれぞれに真摯に対応し、誠意をもって回答しているが、完了件数のまとめはない。一例は、休憩所の利用マナー、空調修理依頼。節度を持った利用の依頼や空調修理の実施で対応。
[市民]日本全体で昨年30人超死亡事例があるが、熱中症対策は。
[東電]:

 ④ 廃止措置における建屋及び放射性廃棄物の扱い、廃止措置後の姿を明らかすること。

[東電]:NDFの取り出し工法の検討の進捗状況は、公表があった。まずは、横からではなく上からアクセスしてデブリを落とし込んで、横から取るという方式提案。検討結果を基に東電としてもとりまとめる意向。同時並行でないと取り出しできないので、
[市民]ベースと発表のNDFで検討したものを説明してほしい。
[東電]:NDFの「東京電力・福島第一原子力発電所の廃炉に関する対話」パワポ資料を読み上げる。
[市民]東電としてはどうか。
[東電]:2025年度中頃までには示すことができるのでは。
[東電]:燃料デブリは熱量が減る。水冷が要らなくなることもある。
[市民]人肌になれば空冷できると聞いた。いつになったら空冷できるようになるのか。見通し。
[東電]:温度上昇に伴う核分裂性生物の揮発や乾燥状態になるダストの浮遊があり、引き続き検討する。いつ頃クリアになるかの回答はない。
[市民]デブリの温度はいくらか。
[東電]:格納容器で23〜35度。常温に近い温度になっている。落ち着いてはいる。
[市民]落ち着かない状況とは
[東電]:事故時に落ち着かない状況だった。今は常温に近く、安定しているという状況。
[市民]:空冷にすれば密閉する必要があるのでは。
[市民]デブリ固化はできないのか。
[東電]:現状は、なるべく早く取り出していく方針。建屋が劣化していくので。
[市民]現実的に早く取り出すのは無理だ。考え方、方向性が違う。結論ありきではなく、住民の話を聞くべきだ。
[東電]:毎年、実行計画を作っている。東電の独りよがりではなく進めている。

*以下、次回へ。

[市民]:汚染度の再生利用を進めているが、色んな住民が居る。住民同士の考えの対立に任せて話を進めるのはおかしい。東電として引き取るような態度はないのか。汚染土の発生責任者としての考え方→次回、回答。

 ⑤ 廃止措置費用の準備状況及び8兆円を超える費用負担の財源を明らかすること。

[東電]:現時点に於いて廃炉費用としては8兆円、細かいところは把握できない。
[市民]:8兆円の細かい内訳は→次回、再回答。その額で済むはずはない。柏崎がと言っているようなら相当無理がある費用の仕組みではないか。NDFとの協議はどうやっているのか?
[東電]:把握できていない。
[市民]:必要資金を積み立てて、廃炉作業計画で取り戻す計画をNDFと共同でと言っているが→次回、回答。
[東電]:払い戻せる。
[市民]:取り戻し計画を共同で作成するという内容を次回説明して欲しい。この間の回答書では24年度でも取り戻して作業すると言っているのだから、23年期末のデータを示して欲しい。最後に、大きな変動があるとしか思えないが。財源も答えていない。→次回、再回答。

 ⑥  廃炉「2051年完了」とする「中長期ロードマップ」を抜本的に見直すこと。










by kazu1206k | 2025-07-24 18:36 | 脱原発 | Comments(0)