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敗戦80年、戦争体験の継承、不戦の誓い

 8月15日、敗戦から80年。
 ウクライナとガザで深刻な戦争が続く中、不戦の誓いを新たにする日。

 苛烈なアジア・太平洋戦争は、日本で310万人、アジア・太平洋で2,000万人を超える人々が犠牲になりました。あらためて、犠牲になられた全て人々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。
 そして、遺族の皆様、今なお戦争被害に苦しめられている皆様に、心からお見舞いを申し上げます。

 筆舌に尽くし難い甚大な犠牲と敗戦の上に立って、戦後日本は、戦争放棄、戦力不保持を掲げる日本国憲法のもとで、平和国家建設を目指しました。
 しかし、改憲を目指す安倍政権以降、特定秘密保護法の制定、違憲との指摘を無視した集団的自衛権の容認と安全保障関連法の制定、盗聴対象犯罪の拡大、共謀罪の創設を含む改正組織的犯罪処罰法、デジタル監視法の立法、憲法9条改悪の国会発議の企図の継続など、「戦争ができる国」に向けた法整備が強行されてきました。
 岸田政権でも、米中対立の情勢のもと、「敵基地攻撃能力」の保有を含む「安保3文書」を閣議決定、米国との軍事的一体化の強化、ウクライナ戦争を利用した世界第3位の軍事大国の更なる軍備増強、台湾有事をに対応する敵基地攻撃能力の保有、沖縄本島と南西諸島に自衛隊ミサイルの配備の強行、5年間で合計43兆円の軍事費倍増計画の閣議決定など、自衛隊を米軍の事実上の指揮下に置き、日本の防衛産業を米国の事実上の「下請け」にして、危険な戦争の準備=「新たな戦前」の道を進めてきました。
 米トランプ政権は「西太平洋におけるあらゆる有事に直面した場合、日本は最前線に立つことになる」(ヘグセス国防長官)と公言、日本政府に防衛費を現在2倍の国内総生産(GDP)比3.5%に引き上げるよう圧力を強めています。
 国会における立憲民主主義の空洞化が深まる中で、7月の参議院選挙では、新たな極右・排外主義の流れ、外国人への敵意と差別をあおり、社会に差別と分断を広げる勢力が伸長しました。日本国憲法の民主主義と基本的人権を蔑ろにする動きが強まっています。
 
 敗戦から80年を迎え、犠牲になられた人々を想い、悲惨な侵略戦争と植民地支配への深い反省と先人の戦争体験を継承することの重要性を心に刻み、アジアの人々と共に在らんこと、あらためて、不戦を誓います。

 以下、あらためて、16年前、2009年8月15日のブログを再掲します。

⚫️終戦の日、父の戦場体験の継承

64年前の1945年8月15日正午、昭和天皇の玉音放送があり、1937年7月7日の蘆溝橋事件以降の日中戦争、1939年9月1日以降の第二次世界大戦が終った。
軍民併せて6.200万人の膨大な犠牲者。日本、ドイツはじめ帝国主義諸国による侵略戦争によって、アジア・アフリカなど多くの植民地諸国、帝国主義本国の市民が、無差別爆撃、大量殺戮、ホロコーストと筆舌に尽くし難い地獄の惨禍を味わった。

第二次世界大戦の末期、人類は初めて、ヒロシマ・ナガサキで原子爆弾の悲惨を目撃し、核の時代に突入した。戦後も世界各地で戦火はやまず、米ソ冷戦に入って、核兵器の軍拡時代が長く続く。ソ連崩壊による冷戦終結後も民族対立、地域紛争が続き、核の拡散も終止符を打つことができない。

私の父は、鉄道員であった。招集されて海軍航空隊の通信兵として、フィリピン戦線に投入された。アメリカ軍の圧倒的な物量の前に戦線は敗北、父も被弾、ジャングルでマラリヤと飢餓の中に生き延び、終戦を迎えた。終戦によっても兵士は打ち棄てられ、ジャングルの死の彷徨をへてアメリカ軍に発見され投降したときいた。
戦後復員して、母と結婚し私もうまれた。父は、わたしと一緒に風呂に入ると決まって、フィリピンでの戦場体験を話した。マラリヤ、飢餓、戦友、アメリカ軍の攻撃、投降の呼びかけ、士官と兵卒、多くのことをきいた。父の伝えたかったことの何分の一か。わたしの小さな子供心に刻み込まれた。
私は引継がねばならないと思う。そう思って40年近くが立つ。

私の政治活動の原点、社会活動の原点は、父の戦争体験にある。
父の戦場体験をきいたことから全てが始まっている。
戦争を起こしてはならない。平和こそが、全ての原点である。

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by kazu1206k | 2025-08-15 18:40 | 平和 | Comments(0)