10月7日、いわき市議会創世会の行政視察で今治市に伺い、アシックス里山スタジアムの運営について、調査研修させていただきました。
以下のテーマで、FC今治/株式会社今治.夢スポーツの里山スタジアム統括グループの担当者様からご説明並びに施設もご案内いただきました。ありがとうございました。
[調査事項:アシックス里山スタジアムの運営について]
1、スタジアム構想の提起と建設までの経過について
2、スタジアム建設後の実績について
3、今後の方向性について
・クラブが主体となって整備する民設民営のサッカー専用スタジアムは国内での少ない事例。
・アシックス里山スタジアムは、今治の新たなまちづくりの拠点として、日常的にみんなが集う場。民設民営のサッカースタジアムを核として、人と自然が関わり育む交流拠点として計画。人・まちを繋ぎ、インクルーシブな社会実現、心の拠り所となる「里山」のようなスタジアムを目指した。
・市街地から車で10分ほどの大型ショッピングモールや企業の研究機関がある「今治新都市第一区」、今治の中心市街地が見渡せる高台に立地。緑の借景、瀬戸内海の眺望、自然に囲まれ周辺環境と融合したスタジアム。
・カフェや障がい者の通所施設を併設した交流拠点「きとなる」やドッグラン、野菜やブドウのファーム、自由に過ごせるプラザ、ランニングや散策ができるプロムナードなど、地域活力を高め、多様性が生まれることを意図した。
・太陽光発電、井水・雨水利用、燃料電池、外構部の内水を地中に浸透させる縁溝など持続可能なスタジアムとして里山を形成している。
・畑の整備、石積み、苗木の植栽、ピッチの苗撤き、自身のメッセージが刻める「里山プレート」など、スタジアムづくりに参加できる地域参加型のスタジアム。
・可変性が高い鉄骨ユニットスタンド、掘削土を利用した土盛スタンドによるゼロタッチシートなど、建設費や資材を抑え、観客の体験性を最大化させる工夫をしたスタジアムである。段階的整備によりJ2からJ1カテゴリーに合わせた観客席の増設が可能で、付帯設備は地域のニーズに合致した拡充が可能な可変性、更新性のある成長するスタジアムである。
[里山スタジアム統括グループ担当者様の質問に対するご説明]
・現在の観客席は、5432席(増席の余裕あり)最高でも15000人も想定できる。
・コンクリートではなく、緑を大切にした設計。
・敷地内に社会福祉法人、障害のある人たちの作業訓練の施設があり、障害のある人とない人との交流のあるスタジアムである。
・「進化成長するスタジアム」、増資によって、その時のニーズに合わせて必要な物を揃えていく。
・市からの補助はほとんどない。たくさんのスポンサー。大きい企業がボンと出資するのではなく、小さめでも多くの企業に参加していただいている。
・はじめの頃は選手一人一人が近隣の家を回って困りごとを聞き取り、選手のファンになってもらうところからスタートした。
・スタジアムをイベント会場として利用してもらってる。イベントはピッチの利用はなしでお願いしている。利用料はピッチ奥の広場で3時間5万円程度。昨年度の施設貸出料は300万円台。
・芝の管理は大変。一般の人が気軽に踏めるピッチにはしたくない。ある程度頑張って上位にいった人が踏める場所としたい。芝生の管理は外注。
・企業へのスイートルームの貸し出しも大事な収入源となっている。
・雨天時の水はけ良くないので、どうやって緑を残しつつ改良していくかが課題。
・ファンクラブ会費は3,000円。年間のシート席代は別。3,300人。
・共助のコミュニティをこのスタジアムを軸に作っていきたい。そのために様々な事業展開をしている。
・コミュニティビジネス。一軒一軒回るくらいの地道な努力が必要。
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