虹がでた…21世紀の森産廃処分場は粛々と不許可へ。
2006年 05月 31日
30日夕方、東の空に大きな虹。
夕立が東の空に移り、西に傾く太陽の光に屈折反射している水滴。
きれいな七色のスペクトル。
久しぶりの虹だ。
ああ、何かいいことがあるのかな、と期待したくなる。
山一商事が21世紀の森に計画している産業廃棄物処分場。
5月25日、会社側がいわき市に対して、設置許可申請書を提出した。
昨年12月、市は、市民15万6千人の署名と市議会全会一致の反対決議を受けて、
計画地が処分場に不適当と判断、会社側との事前協議を打ち切った。
が、会社側はこれに抗議するなど計画続行の強硬姿勢をみせていた。
手続きは、26日から1ヶ月間、市役所本庁と内郷支所で申請書の縦覧を行い、
その後2週間、市民から意見を受け付け、審査に入る。
必要に応じて、専門家からの意見も聴き、市が許可、不許可の処分を決めることになる。
市は、本計画は不適当としているので、許可することはない、と考えられている。
不許可になれば、会社側が、行政処分の不服申し立てを福島県などに申請することや
裁判所への提訴が考えられる。
市長は、「21世紀の森最終処分場は認めません」と公約して当選した。
市議会も決議を挙げて、全会一致の反対である。
市の担当部署も、昨年12月の時点は腹をくくってる。
いずれにしても、会社側があきらめない限り、長期戦になるのは必至である。
ここは、焦らず、粛々と事を進めるときだ。
処分場に反対する連絡会は、20万人を目標に署名を続けている。
会社側の設置許可申請書をみて「意見をどんどん出して」と呼びかけている。
何と言っても市民が関心を持って見守り、行動することが一番だ。