殺すな!イスラエルはレバノン侵略戦争をやめよ
2006年 08月 02日
2000年のイスラエル軍の南部レバノンからの撤退以来、強力な民兵組織と12名の国会議員、2名の大臣をもつに至ったイスラム原理主義政党ヒズボラの壊滅をめざすイスラエルは、ヒズボラによるイスラエル兵の拉致を理由に空爆を開始。
レバノン南部の占領と併合による大イスラエル構想の野望を持つイスラエルは、アメリカと共同歩調でレバノン全面侵略戦争の暴挙に出た。
大規模かつ用意周到に準備されたイスラエルのレバノン侵略は、わずか10日間で空港・学校・病院など千カ所を空爆して、レバノン全土のインフラを破壊、レバノン政府の瓦解と多数の無辜の市民の虐殺を行った。
30日には、レバノン南部の村カナを空爆、子ども37人を含む54人が死亡する「カナの虐殺」を再び引き起こした。
「カナの虐殺」は、イスラエル軍がレバノン国連暫定軍の基地を砲撃、避難していた100人以上の住民を虐殺した1996年にも起き、「カナの虐殺」と呼ばれてきた。
イスラエルは、夜間に精密誘導弾を使用して空爆を行ったが、攻撃された四階建てのビルは、避難してきた人々の「シェルター」で、犠牲になった37人の子どものうち、15人は障害を持つ子どもたちだったいう。
これは戦時国際人道法にも違反する最悪の戦争犯罪である。
レバノンのシニオラ首相はイスラエルの攻撃を「戦争犯罪」と非難し、無条件での即時停戦を求め、国連に安全保障理事会の緊急会合開催を要求した。
日本はこれまでレバノン復興の為に援助を行い、学校や橋などのインフラ整備を行ってきたが、それがイスラエルの全面侵略によって粉々に破壊されている。
イスラエルの空爆による市民の犠牲者は増え続け、すでに死者は700人を超えた。
武器なき市民を標的とした攻撃を強く非難する。
イスラエルはレバノン侵略をやめよ。市民を殺すな。
アメリカはイスラエル支援をやめよ。
日本政府は、イスラエルに対し侵略の中止、無条件での即時停戦を求めよ。